絶対領域

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ファイル:The butt of a model at the Bologna Motorshow 2012.jpg

絶対領域(ぜったいりょういき)は、

萌え用語としての絶対領域

何人にも侵されざる聖なる領域」から発生した[2]萌え用語で、現在はボトムスとソックスの間から微妙に覗く素肌の太ももの部分やそこに感じられるエロティシズム・「萌え」を表すものとして使用される。

2005年には5月に「ニーソックス系イベント"絶対領域"」、10月に「絶対領域オンリーイベント『素敵空間』」といった同人誌即売会が開催されており、この頃にはすでに現在の意味でオタク間で周知されている。また、その後一部マスコミでも紹介され、一般にも認知されるようになった。例えば、『所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!』2005年10月21日で、大橋未歩がメイド服を着衣して、実演による絶対領域の解説が行われた例などがある。

青山裕企の写真集『絶対領域』(一迅社、2011年)によると、「スカートの丈:絶対領域:膝上ソックス=4:1:2.5が、“絶対領域の黄金比”とされている」とのこと。

「萌え用語」のため、アダルト向け商品にも多数使用されている。ただし、萌え用語としての意味が一般へも波及しつつあり、女性向けファッション誌や通信販売サイトなどでも「絶対領域」の用語を用いることもある。

2012年秋には、この部分にステッカーを貼り付けて街中を歩いてもらい広告媒体として利用する業者が出現し、テレビ等で報道された。

商標

過去に、バンプレストが「絶対領域」を商標登録出願したことがある(商願2005-073265 - 16類及び28類、商願2005-074486 - 9類)。両出願とも登録査定を受け、特許庁はその旨を2006年2月13日に発送したが、登録費用を納付せず、同年6月26日付けでいずれも出願却下処分となっている。

脚注

  1. ^ 源稚路『変壊質礙』文芸社、2002年。ISBN 978-4835534350  林清高『運命を超える方法 比較級思考から絶対思考へ』文芸社、2007年。ISBN 978-4286029214 など
  2. ^ 金田一「乙」彦『オタク用語事典2』美術出版社、2009年、79頁頁。ISBN 978-4568221336 

関連項目