秩父鉄道ヨ10形貨車

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秩父鉄道ヨ10形貨車
秩父鉄道車両公園で保存されていたヨ15
秩父鉄道車両公園で保存されていたヨ15
基本情報
車種 事業用車掌車
運用者 秩父鉄道
所有者 秩父鉄道
種車 ヲキ1形
改造年 1968年昭和43年)
総数 9両
消滅 1988年(昭和63年)
主要諸元
車体色
軌間 1,067 mm
全長 7,470 mm
全幅 2,510 mm
全高 3,150 mm
自重 11.2 t
換算両数 1.0
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秩父鉄道ヨ10形貨車(ちちぶてつどうヨ10がたかしゃ)は、秩父鉄道がかつて所有した事業用貨車車掌車)である。

概要[編集]

1968年(昭和43年)より投入が開始された車掌車。全車9両(ヨ11 - ヨ19)がヲキ1形貨車を改造したもの。ヲキ1形の台車や台枠をそのまま流用しているため、緩急車では珍しいボギー車となっている。また、車掌室を片エンドに寄せたため、L字型の車体となっており、ヲキ由来の幅の狭い台枠とあわせて、非常に特異な形状となっている。

1987年(昭和62年)9月緩急車連結廃止に伴って用途を失い、翌年の3月に廃車となった。

保存車[編集]

三峰口駅に併設された秩父鉄道車両公園にヨ15が静態保存されていた。(現在では解体撤去された)

主要諸元[編集]