眠り猫
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眠り猫(ねむりねこ)は、栃木県日光市の日光東照宮にある彫刻作品。左甚五郎の作品と言われている。
日光東照宮を訪ねると様々な建物に多様な動物を見ることができる。これらの動物のほとんどは平和を象徴するものとして描かれている。奥社入口を護る「眠り猫」は、前足をしっかりと踏ん張っている事から、実は徳川家康を護るために寝ていると見せ掛け、いつでも飛びかかれる姿勢をしているともいわれているが、もう一つの教えとして(裏で雀が舞っていても)「猫も寝るほどの平和」を表しているのである。
伝承
むかしむかし、左甚五郎という人がいました。この旅人、夜、山に迷ってしまいました。心寂しい山奥で人家は見受けられませんでしたが、歩いているうちに、向こうに薄明かりのついた一軒の家を見つけました。「なんとかお願いして軒先でもお借りしよう」そう思い甚五郎はその家を訪ねました。家の中からおばあさんが出てきて「いいですよ、おはいりなさい」と家に入れてくれました。でも、なにか陰気なおばあさんです。それでも甚五郎は大喜びでその日は泊まらせてもらうことにしました。道に迷った疲れからかぐっすりと寝込んでいた甚五郎ですが、深夜、「トン、トン」という音に目を覚ましました。ぼんやりとした薄暗いなかで、なにか大きな物体がトン、トンと飛び跳ねているようです。… 甚五郎はその眠っている猫を彫刻しました。これが日光に残る左甚五郎の猫なのです。