眠り猫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
眠り猫
眠り猫の裏の雀

眠り猫(ねむりねこ)は、栃木県日光市日光東照宮にある彫刻作品国宝左甚五郎の作品と言われている。

日光東照宮の建物には、多様な動物の木彫がみられることが多い。これらの動物のほとんどは平和を象徴している。眠り猫は踏ん張っていることから、徳川家康を護るために寝ていると見せ掛け、いつでも飛びかかれる姿勢をしているともいわれているが、もう一つの教えとして、裏でが舞っていても「猫も寝るほどの平和」を表しているのである。2016年11月28日、約60年ぶりに修復されたものが再び取り付けられた[1]

伝承[編集]

昔、左甚五郎という人がいて、旅をしていたところ夜に山で迷ってしまった。山奥だったために人家は見受けられなかったが、歩いているうちに薄明かりのついた一軒の家を見つけた。軒先にでも泊めてもらおうと思いその家を訪ねると、家の中から老婆が出てきて快く家に入れてくれた。そうして甚五郎は自身の彫り物を見せたところあまりにも立派だったため、日光に行き東照宮の建築に携わるよう勧められ、参加した。そうして彫った猫はあまりにも立派だったために夜な夜な抜け出しては悪さをしたため、眼を塞ぎ眠り猫にしたという。

なお、この話はまんが日本昔ばなしにおいてアニメ化されており、「二人の甚五郎」の題で1981年昭和56年)1月17日に放送されている。

出典[編集]

  1. ^ 読売新聞 2016年11月29日 37面掲載。