癜風
癜風 | |
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概要 | |
診療科 | 感染症内科学, 皮膚科学 |
分類および外部参照情報 | |
ICD-10 | B36.0 |
ICD-9-CM | 111.0 |
DiseasesDB | 10071 |
MedlinePlus | 001465 |
eMedicine | derm/423 |
MeSH | D014010 |
癜風(でんぷう、英: Tinea versicolor)は、表皮に発症する真菌感染症。
細かい鱗屑が付着する淡褐色斑(黒色癜風)あるいは脱色素斑(白色癜風)ができる。好発部位は背部、胸部、頸部、上腕、腋窩などで、春から夏にかけて発症および悪化しやすく、痒みは伴わないことが多い。ありふれた日和見感染の一つであるが気づかない人が多く、一般的に認知されていない。皮膚の常在菌の一つで酵母に属するマラッセジア属(英: Malassezia)(マラセチアとも、Malassezia globosa 、M. furfur など)が原因で、これらの菌は皮脂を好む。
黒色癜風を黒なまず、白色癜風を白なまずともいう(原因の異なる尋常性白斑も俗に白なまずという)。
白斑は治ったあとのことが多く、徐々に消えるのを待つしかない。
治療にはミコナゾール、イトラコナゾールなどイミダゾール系の抗真菌薬が用いられる。
イミダゾール系が効かない場合、テルビナフィン系が効くとの報告もある。いずれにせよ、3日ぐらいで効果がない場合は、抗真菌薬の種類を変えるといい。2週間も外用すれば、治まるものである。
関連項目