田中東子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Kto2038 (会話 | 投稿記録) による 2022年11月26日 (土) 11:58個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎共著: 内部リンク修正)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

田中 東子(たなか とうこ、1972年[1] - )は、日本社会学者、メディア批評家。専門はメディア文化論、フェミニズムカルチュラル・スタディーズ[1]大妻女子大学文学部教授。東京大学情報学環教授。

来歴

横浜市に生まれる[2]豊島岡女子学園高等学校を経て、1995年、早稲田大学教育学部社会科学科卒業。2001年、早稲田大学大学院政治学研究科博士課程単位取得退学[3]。2008年、「イギリス『危機の時代』への反応と政党戦略 ―1970年代の危機をめぐる政治的言説とその受容に関する分析」で、早稲田大学大学院政治学研究科にて博士(政治学)を取得した。

2011年に十文字学園女子大学講師となる。2015年より大妻女子大学准教授を務め、2019年に教授に就任した。

ABEMAニュースで西村ひろゆきに聞かれた質問に対し、「聞こえない」「薄っぺらい質問にお応えはできない」などと発言をし、ひろゆきからフェミニストには自浄作用、論理的に考える能力がないとの指摘を受けた。[4]

著書

単著

  • 『メディア文化とジェンダーの政治学 ―第三波フェミニズムの視点から』世界思想社、2012年

共編著

共著

  • 池田理知子(編)『メディア・コミュニケーション論』ナカニシヤ出版、2010年
  • 日本記号学会(編)『叢書セミオトポス8 ゲーム化する世界:コンピューターゲームの記号論』新曜社、2013年
  • 岩渕功一(編)『〈ハーフ〉とは誰か―人種混淆・メディア表象・交渉実践』青弓社、2014年
  • 河合優子(編)『交錯する多文化社会―異文化コミュニケーションを捉え直す』ナカニシヤ出版、2016年
  • 山地弘起(編)『かかわりを拓くアクティブ・ラーニング』ナカニシヤ出版、2016年
  • 山本敦久(編)『身体と教養』ナカニシヤ出版、2016年
  • 松本健太郎(編)『理論で読むメディア文化』新曜社、2016年
  • 藤田結子成実弘至辻泉(編)『ファッションで社会学する』有斐閣、2017年
  • ジェンダーと労働研究会(編)『私たちの「戦う姫、働く少女」』、堀之内出版、2019年
  • 小島慶子、山本恵子、白河桃子治部れんげ浜田敬子、竹下郁子、李美淑、田中東子 著、林香里 編『足をどかしてくれませんか。―メディアは女たちの声を届けているか』亜紀書房、2019年12月24日。ISBN 978-4750516257 
  • #みんなの生理(福井みのり)、ヒオカ吉沢豊予子田中ひかる河野真太郎 『#生理の貧困──#PeriodPoverty』日本看護協会出版会、2021年

訳書

脚注

  1. ^ a b 田中 東子 Toko Tanaka | 現代ビジネス @gendai_biz”. 現代ビジネス. 2021年10月6日閲覧。
  2. ^ 千代田区ホームページ - 2020年代のフェミニズムに向けて メディア文化に見るジェンダーの問題(令和3年9月6日配信)”. www.city.chiyoda.lg.jp. 2021年10月6日閲覧。
  3. ^ 「田中 東子」の記事一覧”. PRESIDENT Online(プレジデントオンライン). 2021年10月6日閲覧。
  4. ^ [1]Abema報道リアリティーショー アベプラ 2021年3月24日閲覧。