王宮の花火の音楽

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王宮の花火の音楽(おうきゅうのはなびのおんがく、Music for the Royal Fireworks)はゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルの楽曲。HWV351。

作曲の経緯

1748年オーストリア継承戦争終結のために開かれたアーヘンの和議を祝う祝典のための曲。祝典自体はロンドンのグリーンパークで1749年に催された。

楽器編成

初演では、当時のイギリスジョージ2世の意向で勇壮な響きを出すため管楽器打楽器のみが使われたが、ヘンデル自身は弦楽器を使うことを強く主張したので、現在ではその版も広く演奏されている。

楽曲構成

序曲ニ長調)、ブレーニ短調)、平和(ニ長調)、歓喜(ニ長調)、メヌエットI(ニ短調)・II(ニ長調)の全5楽章で構成されている。序曲は祝典曲にふさわしく華麗で、後に舞曲(軽快な「ブレー」とゆったりした「メヌエットI・II」)が配置されており、変化が楽しめる。自作の再使用も見られるが、これは当時は普通に行われていることである。

関連項目

  • 水上の音楽 - 王宮の花火のメヌエットIIと水上の音楽のメヌエットはよく似ているし、「アラ・ホーンパイプ」は王宮の花火の音楽の序曲で引用されている。

外部リンク