王宮の花火の音楽

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

王宮の花火の音楽(おうきゅうのはなびのおんがく、Music for the Royal Fireworks)は、ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルの楽曲。HWV351。

作曲の経緯[編集]

1748年オーストリア継承戦争終結のために開かれたアーヘンの和議を祝う祝典のための曲。祝典自体はロンドンのグリーンパークで1749年に催された。

楽器編成[編集]

初演では、当時のイギリスジョージ2世の意向で勇壮な響きを出すため管楽器打楽器のみが使われたが、ヘンデル自身は弦楽器を使うことを強く主張したので、現在ではその版も広く演奏されている。

1962年発行の Bärenreiterのスコアや、1886年発行のDeutsche Händelgesellschaftのスコアでは、下記の楽器群が指定されている。[1]

  • 第1オーボエ 12本 (※第1ヴァイオリン)
  • 第2オーボエ 8本 (※第2ヴァイオリン)
  • 第3オーボエ 4本 (※ヴィオラ)
  • 第1ホルン 3本
  • 第2ホルン 3本
  • 第3ホルン 3本
  • 第1トランペット 3本
  • 第2トランペット 3本
  • 第3トランペット 3本
  • ティンパニ 3セット
  • 第1ファゴット 8本 (※チェロとコントラバスのトゥッティ)
  • 第2ファゴット 4本 (※追加でコントラファゴット1本)

楽曲構成[編集]

序曲ニ長調)、ブレーニ短調)、平和(ニ長調)、歓喜(ニ長調)、メヌエットI(ニ短調)・II(ニ長調)の全5楽章で構成されている。序曲は祝典曲にふさわしく華麗で、後に舞曲(軽快な「ブレー」とゆったりした「メヌエットI・II」)が配置されており、変化が楽しめる。自作の再使用も見られるが、これは当時は普通に行われていることである。

関連項目[編集]

  • 水上の音楽 - 王宮の花火のメヌエットIIと水上の音楽のメヌエットはよく似ているし、「アラ・ホーンパイプ」は王宮の花火の音楽の序曲で引用されている。

脚注[編集]

  1. ^ http://imslp.org/wiki/Music_for_the_Royal_Fireworks,_HWV_351_(Handel,_George_Frideric)

外部リンク[編集]