溝口和洋
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溝口 和洋(みぞぐち かずひろ、1962年5月4日 - )は、日本のやり投選手。和歌山県出身。
経歴
1984年ロサンゼルスオリンピック、1988年ソウルオリンピック日本代表。1989年に日本人として初めてIAAFグランプリファイナルに出場した。
1989年に記録したやり投87m60の日本記録は現在も破られていない。当時、ヤン・ゼレズニーが保持していた世界記録にわずか6cm足りなかった。当初87m68の世界記録と発表されたが、白人の計測員がビニール製の安価なメジャーで再計測し87m60と発表された[1]。 同記録はその年の世界シーズンベスト記録[2]。
1998年現役引退。その後はパチプロとして生活しながら、中京大学で室伏広治ややり投の三宅貴子をボランティアで指導。[3]ハーフであることで悩んでいた室伏に日本にこだわらずに世界のトップを目指すようアドバイスを与えた[4]。指導をきっかけに知り合った三宅貴子と結婚し、現在は和歌山県で農業を営んでいる[5]。
主な記録
大会名 | 順位 | 記録 | 年月日 | 場所 |
---|---|---|---|---|
ロサンゼルスオリンピック | 予選落ち | 74m82 | 1984年 | ロサンゼルス |
1987年世界陸上競技選手権大会 | 6位 | 80m24 | 1987年8月30日 | ローマ |
サンノゼ国際グランプリ | 1位(自己ベスト) | 87m60 | 1989年5月27日 | サンノゼ |
ソウルオリンピック | 予選落ち | 77m46 | 1988年 | ソウル |
1991年世界陸上競技選手権大会 | 16位 | 73m78 | 1991年8月25日 | 東京(国立競技場) |
1995年世界陸上競技選手権大会 | 17位 | 68m66 | 1995年8月11日 | ヨーテボリ |
脚注
関連項目
外部リンク
- IAAF公式記録 (英語)