歯髄
歯 |
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A-歯冠 |
1-エナメル質 2-象牙質 3-歯髄 4-歯肉 |
B-歯根 |
5-セメント質 6-歯槽骨 7-血管 8-神経 |
歯髄(しずい)は、歯の内部(歯髄腔)において存在する疎線維性結合組織のことである。俗に言う「歯の神経」。
機能
- 歯髄原基の時期には口腔上皮を分化させ、歯堤およびエナメル器形成を誘導する。
- 象牙質を産生する。
- 象牙芽細胞とその突起とを通じて、また血管によって象牙質を養う。
- 歯牙の感覚を司る(象牙細管を通じて象牙質の知覚を司る)。この場合、刺激に対する反応は疼痛となって現れる。
- 修復象牙質を産生する。また細菌感染などによる炎症に対して免疫反応を働かせる。
- 機械的、温熱的、化学的、細菌などの刺激に対してデンティンブリッジを形成し、刺激を遮断する。
歯髄バンク
歯髄は、骨髄よりも幹細胞がとり易く、さらに歯で守られていることから紫外線などによる遺伝子の損傷も少ない。 そのことから、将来の再生医療に向けて歯髄を保存する歯髄細胞バンクが民間企業により設立されている。[1]