正覚院 (練馬区)

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正覚院
所在地 東京都練馬区豊玉南2-15-7
山号 天満山[1]
院号 正覚院
宗派 真言宗豊山派
本尊 不動明王[1]
創建年 室町時代中期
中興 契哀[1]
別称 寺号:観音寺[1]
札所等 豊島八十八ヶ所霊場7番札所
法人番号 1011605000060 ウィキデータを編集
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正覚院(しょうかくいん)は、東京都練馬区にある真言宗豊山派寺院

概要[編集]

室町時代中期に開山された。太田道灌江戸城を築城する際、外濠予定地に住んでいた農民に、立ち退きの代償として、天満宮(現豊玉氷川神社)の別当(管理人)に任命し、あわせて当院を創建したのが起源である[2]

明治初期の廃仏毀釈や火災で、寺宝や記録の多くを失った。明治10年代より、本堂が再建されるなど徐々に復興が進行した。派は異なるが、真言宗智山派成田山新勝寺を参詣する「成田講」も当院で組織され、信仰面でも寺勢を回復した。1938年昭和13年)には「八子地蔵尊」と呼ばれる地蔵菩薩像が造立された[2]

交通アクセス[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 新編武蔵風土記稿 中荒井村.
  2. ^ a b 練馬区立石神井公園ふるさと文化館 編『練馬の寺院』練馬区立石神井公園ふるさと文化館、2012年、7p

参考文献[編集]

  • 練馬区立石神井公園ふるさと文化館 編『練馬の寺院』練馬区立石神井公園ふるさと文化館、2012年
  • 「中荒井村 正覚院」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ13豊島郡ノ5、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763977/39 

外部リンク[編集]