正本ノン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Lifeonthetable (会話 | 投稿記録) による 2021年8月14日 (土) 04:36個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

正本 ノン(まさもと のん、1953年1月26日 - )は、日本小説家少女小説家女性北海道釧路市出身。

経歴・人物

釧路市で16歳まですごし、北海道釧路湖陵高等学校2年生のとき、父親の転勤により東京に引越し、東京都立北高等学校に転入、上智大学文学部新聞学科を卒業[1]。大学卒業後は広告代理店に勤務した。

22歳の1975年、本名の正木典子の名前で書いた映画脚本「ブルーサマーブルース」が第2回城戸賞に準入賞(ただし映像化はされていない)。就職後の1977年、「吐きだされた煙はため息と同じ長さ」が集英社主催の第10回小説ジュニア青春小説新人賞で佳作となり、小説家としてデビュー。以後集英社コバルト文庫を中心に活躍。現在は女性向けの恋愛小説も数多く発表している。

筒井康隆大島弓子の大ファンであるという[1]

作品リスト

小説

  • 吐きだされた煙はため息と同じ長さ
  • だってちょっとスキャンダル[2]
  • クレソンサラダをめしあがれ
  • キラ-通り7番地
  • 夏の窓をあけて
  • 海岸通り物語
  • ロマンチック・スペシャル
  • 誰かがどこかで恋してる
  • 前略、親不孝通りから
  • センチメンタル・シティでつかまえて
  • 雨よりやさしく
  • 15クラブへようこそ
  • いつか恋のように
  • 16クラブで踊ろう
  • 17(セブンティーン)クラブに投げキッス
  • あいつ
  • 今夜はプラトニック
  • 5月、天使がめざめるとき
  • あなたのために泣いている
  • その時、愛だった
  • Deep
  • 甘い夜・苦い朝
  • やさしくなりたい
  • ペイン
  • いつかKissしよう
  • 愛まで待て。
  • ベイビィ・ステップ

ノンフィクション

  • ぼくらが鳥人間になる日まで(21世紀知的好奇心探求読本) 飛べ!プテラノドン(丹内友香子と共著)

エッセイ

  • ハートに革命を―そんな自分が好き
  • 香山リカ・正本ノンのおしゃべりな放課後(自分探しの旅シリーズ) いい子でなくてもダイジョーブ!

翻訳

  • ディカプリオ―素顔のレオにふれる本(ステファニ-・スコット著)

脚注

  1. ^ a b 『小説ジュニア』1977年8月号 151頁「受賞者のプロフィール」より。
  2. ^ 1981年に集英社文庫コバルトシリーズから刊行。翌年(1982年)にはつるとみ子によるコミカライズ版が「週刊セブンティーン」(1982年4号-8号、但し5号では休載)にて連載された。