松本俊夫
松本 俊夫(まつもと としお、1932年3月25日 - )は、日本の映画監督、映像作家、映画理論家。愛知県名古屋市出身。元・日本映像学会会長。
略歴
- 1932年、名古屋市に生まれる。
- 1955年、東京大学文学部美学美術史学科卒業。映画プロダクション「新理研映画」に入社し、アヴァンギャルドなドキュメンタリー映画を制作。
- 1959年、「新理研映画」を退社。以後も、政治的・美学的に前衛であるドキュメンタリー映画を撮り続ける。
- 1969年、初の劇映画『薔薇の葬列』を監督。以降、長編劇映画を撮りながら、並行して実験的な短編映画を制作する。
- 1980年、九州芸術工科大学及び同大学院教授
- 1985年、京都芸術短期大学教授
- 1991年、京都造形芸術大学及び同大学院教授
- 1999年、日本大学芸術学部研究所教授
- 2002年、日本大学大学院芸術学研究科客員教授
主な作品
短編
- 銀輪 (1955年)
- 潜凾 (1956年)
- 春を呼ぶ子ら (1959年)
- 300トン・トレーラー (1959年)
- 安保条約 (1959年)
- 白い長い線の記録 (1960年)
- 西陣 (1961年)
- 黒い長い影の記録 (1962年)
- 石の詩 (1963年)
- 嘘もほんとも裏から見れば (1964年)
- 母たち (1967年)
- つぶれかかった右眼のために (1968年)
- マグネチック・スクランブル (1968年)
- イコンのためのプロジェクション (1969年)
- エクスタシス (1969年)
- メタスタシス 新陳代謝 (1971年)
- アートマン (1975年)
- 気 Breathing (1980年)
長編
著作
- 映像の発見(1963)
- 表現の世界(1967)
- 映像の変革(1972)
- 幻視の美学(1976)
- 映像の探究(1991)