新在家北町

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新在家北町(しんざいけきたまち)は兵庫県神戸市灘区町名。現行行政地名は新在家北町一丁目及び新在家北町二丁目。

令和2年国勢調査2020年10月1日)における世帯数270、人口663、うち男性317人、女性346人[1]郵便番号657-0861。

地理[編集]

東は浜田町、南は国道43号線と阪神高速3号神戸線を隔て新在家南町、西は大石東町、北は阪神本線を隔て友田町。東から一~二丁目に分かれる。町域内に阪神電鉄新在家駅を有する。旧新在家村(大字新在家)の北部、国道43号以北にあたる。

歴史[編集]

新在家とは新しい村という意味で、全国に同様の地名がある。この新在家は古くは室町期より見られ、近世初期に大石村から分かれて東大石の海岸部分に開かれた。江戸時代初期に新在家村と呼ばれるようになったが、都賀川を境に大石を西大石村、新在家を東大石村とも言ったという[2]

明治16年(1883年)7月、大石と新在家は連合戸長制により新在家組として1人の戸長を共有することとなった。そして明治22年4月、両村は合併して都賀浜村となり大正3年(1914年)7月に西郷町となる[3]。。

神戸市への合併後の昭和13年(1938年)、字日尾川・両度川の各一部が新在家北町、字日尾町・両度川・石原・宮見附・稲地・上田が新在家中町となり、更に昭和41年(1966年)に北町と中町の一部が新在家北町として再編されて現在に至る。

施設[編集]

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 神戸史学会 編『神戸の町名 改訂版』神戸新聞総合出版センター、2007年。ISBN 978-4-343-00437-6 
  • 灘区役所広報相談課 編『灘区の町名』灘区役所広報相談課、1976年。 
  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 28 兵庫県』角川書店、1988年10月。ISBN 4-04-001280-1