愛のソナタ
表示
『愛のソナタ』(あいのソナタ)〜リヒャルト・シュトラウス/フーゴー・フォン・ホフマンスタール作:オペラ「ばらの騎士」より〜 は宝塚歌劇団のミュージカル作品。月組[1][2]公演。形式名は「グランド・ロマンス[1][2]」。東京は18場[2]、宝塚は11場[1]。
ブージー&ホークス音楽出版社より許諾を得て上演された[1][2]。脚本・演出は木村信司[1][2]。東京における本公演の併演作品は『いますみれ花咲く[2]』、宝塚における本公演は『ESP!![1]』。
月組トップスター・真琴つばさの宝塚退団公演[3]で、檀れいもこの公演を最後に月組トップ娘役を退任し、専科異動となった。
解説
※『宝塚歌劇100年史(舞台編)』の宝塚大劇場公演[3]参考。
華やかなりし頃のウィーン。浪費で破産したオックス伯爵は富豪のファニナル家の娘・ソフィーと結婚することになり、銀の薔薇を花嫁に届ける"ばらの騎士"を誰に頼めばよいか悩んでいた。その役目を引き受けたオクタヴィアンはソフィーの可憐さに心惹かれる。華麗な貴族の世界を舞台に、銀の薔薇を巡るいくつもの恋物語が織りなすロマンチック・ストーリー。
公演期間と公演場所
スタッフ
氏名の後ろに「東京[2]」「宝塚[1]」の文字がなければ両劇場共通。
- 作曲・編曲:甲斐正人
- 音楽指揮:清川知己(東京)、佐々田愛一郎(宝塚)
- 振付:羽山紀代美/竹邑類/麻咲梨乃/若央りさ
- ファイティング・コーディネーター:渥美博
- 装置:石濱日出雄/関谷敏昭
- 衣装:有村淳
- 照明:今井直次
- 歌唱指導:楊淑美
- 音響:加門清邦
- 小道具:田中武彦
- 効果:扇野信夫
- 演出助手:鈴木圭(東京)、稲葉太地(宝塚)
- ファイティング助手:亀山ゆうみ
- 装置助手:広森守
- 舞台進行:西原徳充
- 舞台美術製作:株式会社宝塚舞台
- 演奏:宝塚歌劇オーケストラ(宝塚)
- 演奏コーティネート:株式会社内藤音楽事務所(東京)
- 制作:小野真哉
- 演出担当(新人公演):鈴木圭
特別出演(東京における本公演)
※氏名の後ろの()は2001年当時の所属組。
主な配役
- オクタヴィアン・ロフラーノ伯爵 - 真琴つばさ(大和悠河)
- ゾフィー - 檀れい(花瀬みずか)
- オックス男爵 - 紫吹淳(遼河はるひ)
- マリー・テレーズ - 美々杏里(西條三恵)
- マルガレーテ - 西條三恵(白羽ゆり)
- ニクラウス - 汐風幸(北翔海莉)
- オットー - 大空祐飛(良基天音)
- ヘルマン - 大和悠河(真野すがた)
- ユーリ - 汐美真帆(楠恵華)
- オルグ - 霧矢大夢(紫城るい)
- ファニナル - 立ともみ(京樹真那)
脚注
参考文献
- 編集:森照実・春馬誉貴子・相井美由紀・山本久美子、執筆:國眼隆一『宝塚歌劇90年史 すみれの花歳月を重ねて』宝塚歌劇団、2004年4月20日。ISBN 4-484-04601-6。
- 編集:山本久美子・西村房代・須藤晃代、編集補助:松岡幸子・浜田聖子・松本恵美・加藤貴子、編集協力:坂島和歌子・松川咲絵・浜本ひろ美・浅野千佳子・川口桂、執筆:三宅顕人(小林一三、ならびに劇場解説)、監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。