平沼孝啓
平沼 孝啓(ひらぬま こうき、Kohki Hiranuma、1971年8月21日 - )は、日本の建築家。 Kohki Hiranuma Architect & Associates.,khaa主宰。京都市立芸術大学で教鞭を執る。現在はNPO/AAFを率い、ハーバード大学客員教授。
平沼孝啓 | |
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生誕 |
1971年8月21日(52歳) 大阪府大阪市平野区 |
国籍 | 日本 アメリカ合衆国 |
職業 | 建築家 |
受賞 | 日本建築学会教育賞(2018年) |
公式サイト |
www |
所属 | 株式会社平沼孝啓建築研究所 |
略歴
1971年大阪府出身。大阪工業大学建築学科を卒業後、ロンドンのAAスクール(Architectural Association School of Architecture)で建築を学ぶ[1]。1999年にHs WorkSHop-ASIA (建築デザイン研究所 / ヒーズワークショップ-アジア)を設立。2009年平沼孝啓建築研究所設立。
主な作品
主な作品に、20代で発表された処女作「時間の家(じかんのいえ)」は、日本建築士会連合会賞 を受賞。模様替えが必然になっていた飲食店舗を、5年をかけて解体していくという、プロセスを設計したリノベーション・プロジェクト「SOYA(ソヤ)」で、JCD準大賞を受賞。また、地域の日常にある建築に継続のあり方を探ったプロジェクト、アートディレクターのナガオカケンメイが主宰する、ロングライフ・デザイン・リサイクルストア「D&DEPRTMENT PROJECT(ディアンドデパートメントプロジェクト)」のコンバージョン作品や、2008年に東京大学(駒場キャンパス)に設計した間伐材による環境型木造建築「東京大学くうかん実験棟」などの建築作品がある。社会的な批評性を形態や構法に結びつけるような作品を多く発表する。
主な受賞歴
主な受賞に、日本建築学会作品選奨(日)、グランド・デザイン国際建築賞(英)やジャーマン・アワード(独)、イノベイティブ・アーキテクチュア国際賞(伊)やウッド・アーキテクチャー・アワード(北米)、インターナショナル・アーキテクチャー・アワード(米)など、世界10か国70を超える多くの授賞歴がある。近年に国内では、建築史・評論家の五十嵐太郎らと日本建築学会教育賞を授賞している。
主な展覧会
2007年 韓国 ソウル│サムスン・ミュージアム "vision for future" by kohki hiranuma ※バルーンによる映像展:協働制作に京都嵯峨芸術大学教授のメディアアーティスト 松本泰章
2008年 タイ バンコク│キングモックド大学 (上映・巡回展)
2009年 日本 大阪│国立国際美術館 architect KOHKI HIRANUMA "unknown architecture" ※館内に原寸の木造建築の再現:協働制作に東京大学教授の構造家 腰原幹雄
2014年 イタリア ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 "glastecture" KOHKI HIRANUMA ※計画地に原寸のガラス構造建築:協働制作に東京大学准教授の構造家 佐藤淳
2015年 クロアチア ザグレブ│Oris House of Architecture - Kohki Hiranuma Exhibition "The Structure of Thoughts"
2016年 セルビア ベオグラード│Mikser Festival - Kohki Hiranuma Exhibition ”The Structure of Thoughts”[1]
2017年 アゼルバイジャン バクー│A.I .S - Kohki Hiranuma Exhibition ”The Structure of Thoughts”
※建築展において実験的な作品を多く発表する。※他、ヨーロッパ8都市を2019年まで巡回した。
その他
出演
- YouTube 「unknown architecture Report of KOHKI HIRANUMA」国立国際美術館展映像 ©2009