対空レーダ装置 JTPS-P25

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Motokoka (会話 | 投稿記録) による 2020年3月20日 (金) 23:33個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (誤字訂正)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

JTPS-P25
開発・運用史
開発国 日本の旗 日本
就役年 2013年
アンテナ
形式 4面フェイズド・アレイ・アンテナ
その他諸元
重量 アンテナ:約25,000kg
制御装置:約12,750kg
体積 11,600mm×2,490mm×3,710mm
(全長×全幅×全高)
テンプレートを表示

対空レーダ装置 JTPS-P25(たいくうレーダそうち ジェイティーピーエスピーにじゅうご)は、陸上自衛隊の装備。対空警戒用のレーダー装置として高射特科部隊に配備される。三菱電機が開発・製造している。対空レーダ装置 JTPS-P14の後継として2012年度から配備が始まった。

重装輪回収車ベースの車両に搭載されている。地上設置時は、固定脚を伸ばして機器を安定させる。

対空戦闘指揮統制システム(ADCCS)の構成要素であり、中高度から高高度より侵入する敵を探知する。4面のフェイズド・アレイ・アンテナで全周の連続監視ができる。目標の検出・識別・類別・追随を自動で行う機能を持つ。最大探知距離は約300kmで、JTPS-P14と比べてステルス機、巡航ミサイル、高速小型目標等を探知しやすくなった。対空戦闘指揮統制システム表示方式はPPI方式で、電源は115V/200V・400Hz・135kVAである。

全体像

参考文献

  • 朝雲新聞社編集局『自衛隊装備年鑑2018-2019』朝雲新聞社、2018年7月25日。 

関連項目

外部リンク