天洲寺

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天洲寺
所在地 埼玉県行田市荒木1614
位置 北緯36度09分43.6秒 東経139度29分09.0秒 / 北緯36.162111度 東経139.485833度 / 36.162111; 139.485833座標: 北緯36度09分43.6秒 東経139度29分09.0秒 / 北緯36.162111度 東経139.485833度 / 36.162111; 139.485833
山号 聖徳山
宗派 曹洞宗
本尊 釈迦如来
創建年 慶長12年(1607年
開山 天洲全堯
開基 荒木八左衛門
中興年 寛文11年(1671年
中興 阿部忠秋
文化財 木造聖徳太子立像(重要文化財)
法人番号 6030005013848 ウィキデータを編集
天洲寺の位置(埼玉県内)
天洲寺
天洲寺
天洲寺 (埼玉県)
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天洲寺(てんしゅうじ)は、埼玉県行田市にある曹洞宗寺院

歴史

1607年慶長12年)、荒木八左衛門の開基である。八左衛門の父荒木長善は当地を領地とする武将で、「長善沼」の名称に彼の名残を留めている[1]

1671年寛文11年)、忍藩藩主阿部忠秋によって再建されている[1]

聖徳太子像

当寺には、国の重要文化財に指定されている「木造聖徳太子立像」を所蔵している。胎内の墨書銘から、1247年寛元5年)に毛利季光(西阿弥陀仏)が北条泰時の菩提を弔うために造立されたものである[1]

一方、伝説によると、聖徳太子16歳の時、父の用明天皇の病気平癒を祈るため、自らの像を自作したものという。その後、行基によって当地に持ち込まれたのだと伝えられる[1]

文化財

  • 木造聖徳太子立像(重要文化財 昭和12年5月25日指定)[2]

交通アクセス

脚注

  1. ^ a b c d 敏蔭英三 写真、秋山喜久夫 文『写真紀行 埼玉の寺 Ⅲ』埼玉新聞社、1982年、91-96p
  2. ^ 木造聖徳太子立像文化庁

参考文献

  • 敏蔭英三 写真、秋山喜久夫 文『写真紀行 埼玉の寺 Ⅲ』埼玉新聞社、1982年