大西伝一郎

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大西 伝一郎(おおにし でんいちろう、1935年2月19日 - 2022年3月29日)は、日本児童文学作家

来歴・人物[編集]

愛媛県西条市出身。玉川大学卒業。1958年から愛媛県で小学校教員を務め、1995年新居浜市立中萩小学校長を最後に退職。1960年代から椋鳩十に師事し、児童向け図書、指導書などを数多く刊行した。1961年『僻地教師の記録』で読売教育賞1998年『お手玉』写真絵本で愛媛出版文化賞を受賞、厚生労働省中央児童福祉審議会推薦文化財指定、2003年『目の見えない犬ダン』が映画のモデルになる。2004年『がんばれ!しろくまピース』がサンケイ児童出版文化賞推薦作に選ばれた。

2022年3月29日、急性肺炎のため西条市の病院で死去、87歳[1]

主な著書[編集]

  • 「僻地教師の記録」 新紀元社
  • 「ほめて育てることのよさ」 新紀元社
  • 「母と子の20分間読書と家庭教育」 新紀元社
  • 「たぬきと人力車」 ポプラ社
  • 「ネパールにかけるにじの橋」 小学館
  • 「カワウソは生きている」 草土文化
  • 「ニホンカワウソの願い」 文渓堂
  • 「友情の切手は、ヒマラヤのふもとへ」 文渓堂
  • 「サワコのひとり旅」 文渓堂
  • 「お手玉」 文渓堂
  • 「赤い灯台」 文渓堂
  • 「海のまつり」 文渓堂
  • 「桜物語」 文渓堂
  • 「目の見えない犬ダン」 学習研究社
  • 「がんばれ!しろくまピース」 文渓堂

脚注[編集]

  1. ^ 大西伝一郎氏=元中萩小校長、児童文学作家 愛媛新聞 2022年3月31日