塩化チタン(IV)
塩化チタン(IV) | |
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別名 | 四塩化チタン |
組成式 | TiCl4 |
式量 | 189.71 g/mol |
形状 | 無色から淡黄色の液体 |
CAS登録番号 | [7550-45-0] |
密度と相 | 1.730 g/cm3, 液体 |
融点 | −25 °C |
沸点 | 136.4 °C |
塩化チタン(IV)(えんかチタン、titanium(IV) chloride)は化学式 TiCl4 で表されるチタンの塩化物で、融点 −25 ℃、沸点 136.4 ℃ の無色から淡黄色の液体。四塩化チタンとも呼ばれる。CAS登録番号は [7550-45-0]。水と反応して酸化チタン(IV) と塩化水素を生じる。空気中の水分とも反応して塩化水素の白煙を生じる。
工業的にはチタン鉄鉱またはルチル鉱石をコークスと塩素とともに炉で 900 ℃に熱して粗塩化チタン(IV) を作り(クロール (Kroll) 法、塩素法)、これを蒸留精製して純粋なものを得る。塩化チタン(IV) は主に顔料や化粧品の原料として利用される酸化チタン(IV) を生成するのに使われる。
有機化学ではルイス酸として向山アルドール反応などに利用されるほか、オレフィンの重合に用いる触媒であるチーグラー・ナッタ触媒の原料としても使用される。