地球圏・生物圏国際協同研究計画

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。FMSky (会話 | 投稿記録) による 2022年1月23日 (日) 06:48個人設定で未設定ならUTC)時点の版 ((GlobalReplace v0.6.5))であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

International Geosphere-Biosphere Programme
IGBP
略称 IGBP
設立 1987年 (37年前) (1987)
種類 INGO
貢献地域 Worldwide
公用語 English
 上部組織 国際科学会議 (ICSU)
ウェブサイト IGBP Official website
テンプレートを表示
全地球的変化 引き金
人口増
水消費
肥料消費
化石燃料消費
地球規模の現象
CO2 濃度
N2O 濃度
オゾン層破壊
種の絶滅

地球圏・生物圏国際協同研究計画(ちきゅうけん・せいぶつけんこくさいきょうどうけんきゅうけいかく、: International Geosphere-Biosphere Programme; IGBP)とは、1986年の第21回国際科学会議(The International Council for Science; ICSU)の決議により実施されることになった全地球的変化英語版に関する国際協同研究プロジェクトである。

概要

内閣総理大臣小渕恵三(中央)に勧告「地球圏‐生物圏国際協同研究計画(IGBP)の促進について」を手渡す日本学術会議会長吉川弘之(右)と日本学術会議IGBP専門委員会委員長榧根勇(左)(1999年4月12日総理大臣官邸にて)

IGBPの活動は、地球環境に対する物理化学生物的な諸現象による影響とそれらの相互作用を解明することである[1]

研究対象は陸地海洋大気およびそれらの複合領域で、それらに生じる自然現象人間活動による影響など、現状を理解し未来を予測するための古環境の把握など、ほぼ地球上で過去現在起きている事の全般にわたる。学問分野では地球科学地球環境化学環境化学気候学海洋学生物地球化学さらには社会科学環境工学人文科学等と自然科学から人文科学、基礎科学から応用科学まで多岐にわたり、プロジェクトへの参加者は全世界で70カ国、1万人を越えていた[2]

当初は1990年から10年間の予定であったが、最終的に1987年から2015年まで実施された。その後はフューチャー・アース英語版として活動が継続されている[3][2]

IGBPの各プロジェクト

IGBPには以下のコアプロジェクトがある[2]

IGBP共同プロジェクト

IGBPでは以下の共同プロジェクトも実施していた[5][6]

国際パートナー

IGBPの国際協同研究パートナー[6]

関連項目

脚注