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因島大橋

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因島大橋
早朝の因島大橋
基本情報
日本
交差物件 布刈瀬戸
建設 1977-1983年
座標 北緯34度21分26秒 東経133度10分49秒 / 北緯34.35722度 東経133.18028度 / 34.35722; 133.18028
構造諸元
形式 3径間2ヒンジ補剛トラス吊橋
材料
全長 1,270m
高さ 航路高50m
最大支間長 770m
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
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国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成1981年架橋中。

因島大橋(いんのしまおおはし)は、瀬戸内海布刈(めかり)瀬戸に架かる吊り橋

概要

西瀬戸自動車道(瀬戸内しまなみ海道、国道317号バイパス)の一部を構成し、向島因島を結んでいる。総事業費約675億円[1]

設計上の想定地震はマグニチュード8、想定風速は55m[2]。建設当時は、日本最長の吊り橋であった。日本の長大吊橋で初めて鋼床版が用いられた橋梁であり、世界で初めて素線数127本のストランドが用いられた橋梁でもある[3]。この橋建設で培った技術を大鳴門橋瀬戸大橋などの長大吊橋建設に生かした[2]

布刈瀬戸は主要航路になっているため、車面は満潮時の海面より50mの高さをとってある[3]。そこから9m下を歩車道が通る[3]。しまなみ海道唯一の2階建構造でもある[2]

諸元

  • 開通 : 1983年
  • 全長 : 1,270m
  • 中央径間 : 770m
  • 主塔高 : 145m
  • 形式 : 3径間2ヒンジ補剛トラス吊橋
  • 路線名 : 国道317号西瀬戸自動車道
  • 道路構造 : 第1種3級
  • 設計速度 : 80km/h
  • 車線数 : 4車線

路面構造

橋の内部(歩行者・自転車・バイク道)
  • 橋桁が2段になっていて、上段が自動車専用道路、下段が歩行者・自転車・125cc以下の二輪車道となっている。原付・自転車・歩行車道は分離帯により原付と自転車・歩行者に分離されていたが、サイクリングロードとしての人気が高まり自転車の通行量が増加。その為平成22年3月16日より、原付・自転車と歩行者に分離するように、自転車の通行区分帯変更が行われた。
  • 風速15mで歩行者道・自転車・125cc以下の二輪車道の通行止め、及び自動車専用道路部の2輪通行止めがなされ、4輪は50km/hまでの速度規制がかかる。
  • 風速25mで自動車専用道路部が全面通行止めとなる。

通行料金

向島因島北 6.7km、2010年11月現在

  • 歩行者 - 無料
  • 自転車・原付 - 50円
  • 軽自動車 - 550円
  • 普通車 - 700円
  • 中型車 - 850円
  • 大型車 - 1,200円
  • 特大車 - 2,100円

ギャラリー

脚注

  1. ^ 因島大橋”. ひろしま文化大百科. 2011年10月21日閲覧。
  2. ^ a b c 因島大橋”. 広島県観光. 2011年10月21日閲覧。
  3. ^ a b c 因島大橋”. jaxa. 2011年10月21日閲覧。

関連項目

外部リンク