博多かおる

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2021年11月8日 (月) 14:35; 240b:10:8260:5b00:bc77:9ce2:e1e2:97b8 (会話) による版 (翻訳書の追加)(日時は個人設定で未設定ならUTC

(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

博多 かおる(はかた かおる)は、日本フランス文学者、ピアニスト、音楽学者。博士(文学)東京大学)、文学博士パリ第七大学)。現在、上智大学文学部フランス文学科教授。

来歴・人物[編集]

1992年東京大学文学部仏語仏文専修課程卒業、1995年、同大学院人文科学研究科修士課程修了、1999年、同大学院人文社会系研究科欧米系文化研究専攻博士課程修了、2003年パリ第七大学文学部大学院博士課程修了。専門は19世紀フランス文学、音楽文化論。他方、音楽家として活動を行い、カンヌ音楽院ピアノ科を一等で卒業後、ポルトガルのベルガイシュ芸術センターでマリア・ジョアン・ピリスに師事。国内外の演奏会に出演している。東京外国語大学准教授を経て、上智大学文学部教授。

翻訳[編集]

  • F. プレモリ=ドルーレ『作家の家: 創作の現場を訪ねて』鹿島茂監訳、西村書店、2009年)
  • 『ガンバラ:バルザック 芸術/狂気小説選集2』(担当『ガンバラ』、水声社、2010年)
  • ギヨーム・デュプラ『地球のかたちを哲学する』(西村書店、2010年)
  • ジェラール・ジュファン 文, クリスティーヌ・バスタン, ジャック・エヴラール写真『音楽家の家 :名曲が生まれた場所を訪ねて』(西村書店、2012年)
  • バルザック『偽りの愛人』(担当『捨てられた女』、水声社、 2015年)
  • 「ゴリオ爺さん」『バルザック』(野崎歓編、集英社、2015年)
  • パスカル・キニャール『約束のない絆』(水声社、2016年)[1]
  • ジル・カンタグレル『モーツァルトの人生 天才の自筆楽譜と手紙』(西村書店、2017年)
  • パスカル・キニャール『涙』(水声社、2018年
  • キニャール『音楽の憎しみ』水声社、2019
  • ヴィルジニー・デパント『ウィズ・ザ・ライツ・アウト: ヴェルノン・クロニクル1』早川書房、2020
  • ヴィルジニー・デパント『ウィズ・ザ・ライツ・アウト: ヴェルノン・クロニクル2』早川書房、2021

脚注[編集]