南の哀愁
『南の哀愁』(みなみのあいしゅう)は宝塚歌劇団のミュージカル作品。
宝塚大劇場公演
1947年 雪組
ストーリー
※宝塚100年史の舞台編[2]を参考にした。
タヒチを舞台に、盲目のイギリス人画家のジョン・マクレディと現地の娘のナイヤが織りなす悲しいロマンス。身分違いと薄れゆく視力という障害を超え、二人は結ばれるが・・・。
スタッフ
主な配役
1947年 月組
スタッフ
主な配役
- ジョン:野花千代[2]
- ナイヤ:淡島千景[2]
- ヘンリイ:久慈あさみ[5]
- ジョテファ:清川はやみ[5]
- テフラ:南悠子[5]
- 将軍:室町良子[5]
- 領事:月空美舟[5]
- オウラ:神歌美鈴[5]
- マヌ:緋桜陽子[5]
- タチ:花月澄枝[5]
1964年 星組
出典は宝塚60年史別冊[6]と宝塚歌劇五十年史 別冊[7] 。
- 2月1日 - 3月1日
- 形式名は「ミュージカルロマンス」
- 12場。
- 併演はタカラヅカ・ミュージカル『虹のオルゴール工場』
スタッフ
- 作:演出:内海重典
- 音楽:河崎一朗、河崎恒夫、寺田滝雄、吉崎憲治
- 音楽指揮:橋本和明
- 振付:渡辺武雄、岡正躬、喜多弘
- 装置:渡辺正男
- 衣装:真野誠二
- 小道具:生島道正
- 照明:今井直次
- 効果:中田正弘
- 録音:松永浩志
- 演出補:小原弘亘
- 演出助手:海野洋司
主な配役
- ジョン:那智わたる
- ナイヤ:橘香久子、明左弓(役替わり[8])
- マクレディ将軍:天城月江
- 酋長:鳴海潮
- タチ:深山しのぶ
- ジョテファ:水代玉藻
- テフラ:千波淳
- マヌ:月乃江まどか
- ヘンリー:高城珠里
- テア:紅園ゆりか
- オウラ:若桜薫
- 領事:立花公子
- デュエットの女:若山かず美
- 歌手:如月美和子、安芸ひろみ
- 少女:司このみ
- ナプカ:秋乃木実
- ボーイ:直木玉実
- リンボーの女:美山恵津
1964年 月組
出典は宝塚60年史別冊[9]と宝塚歌劇五十年史 別冊[10] 。
- 3月3日 - 3月25日
- 形式名は「ミュージカルロマンス」
- 12場
- 併演は日本民族舞踊第六集 四国編『黒潮』
スタッフ
- 作:演出:内海重典
- 音楽:河崎一朗、河崎恒夫、寺田滝雄、吉崎憲治
- 音楽指揮:橋本和明
- 振付:渡辺武雄、岡正躬、喜多弘
- 装置:渡辺正男
- 衣装:眞野誠二
- 小道具:生島道正
- 照明:今井直次
- 効果:中田正弘
- 録音:松永浩志
- 演出補:小原弘亘
- 演出助手:海野洋司
主な配役
- ジョン:内重のぼる
- ナイヤ:八汐路まり
- ジョテファ:美山しぐれ
- 酋長:小柳日鶴
- テフラ:秩父美保子
- ヘンリー:上月晃
- テア:大江幾乃
- タチ:八重はるみ
- マヌ:初風諄
- 将軍:冨士野高嶺
- 領事:御幸沙智子
- オウラ:美竹しげる
- ママタイの男:神州洋子
- ナプカ:千代里しのぶ
- 歌手:白峰万里子
- 島の男:古城都
- デュエット:恵さかえ、都にしき、和歌鈴子
1988年 月組
ストーリー
※宝塚100年史の舞台編[13]を参考にした。
将来有望な画家でありながら眼を痛めているジョンは、静養をかねて訪れたタヒチでナイヤという娘と愛し合うようになり、結婚をする。しかし、ジョンの父のマクレディ将軍はポリネシアの娘との結婚を許さず、視力の落ちた彼を散れ帰ろうとする。タヒチを舞台にしたラブ・ロマンス。
スタッフ
出典は宝塚80年史[11]。
- 作・演出:内海重典
- 作曲:寺田瀧雄・河崎一朗
- 編曲:寺田瀧雄・河崎一朗・入江薫・河崎恒夫
- 音楽指揮:野村陽児
- 振付:山田卓
- 装置:渡辺正男
- 衣装:静間潮太郎
- 照明:今井直次
- 小道具:榎本満春
- 効果:扇野信夫
- 音響:松永浩志
- 演技指導:美吉左久子
- 演出助手:中村暁
- 舞台進行:渡辺勝彦
- 制作:飯島健
主な配役
本公演
- ジョン・マクレディ:剣幸
- ナイヤ:こだま愛
- ヘンリー・ヒューストン:涼風真世
- テフラ:春風ひとみ
- ジョテファ:桐さと実
- ウイリアム・ブレーア:郷真由加
- 酋長:朝みち子
- オウラ:汝鳥伶
- マクレディ将軍:星原美沙緒
- タチ:未沙のえる
- マヌ:朝凪鈴
- ナプカ:京三紗
- テア:邦なつき
- 少女:檀ひとみ
新人公演
- ジョン・マクレディ:天海祐希
- ナイヤ:朝吹南
- ヘンリー:若央りさ
- テフラ:檀ひとみ
- ジョテファ:久世星佳
- ブレーア領事:轟悠
- オウラ:果林いずみ
- マクレディ将軍:穂高つゆき
- 酋長:東三智
- タチ:いつき吟夏
- マヌ:蘭玲花
- ナプカ:夏河ゆら
- テア:美雪茜
- 少女:夏妃真美
東京公演
1948年 雪組
出典は宝塚90年史[14]。
- 4月29日 - 5月10日
- 江東劇場公演
- 主なスタッフは内海重典
- 併演は『カプリチオ・エスパニョール』
1964年 雪・花組
出典は宝塚90年史[15]。
- 1月1日 - 1月28日
- 新宿コマ劇場公演
- 主なスタッフは内海重典
- 雪組2日から16日昼・17日から28日夜
- 花組2日から16日夜・17日から28日昼
- 併演は『これぞ!タカラヅカ』
1988年 月組
- 8月4日 - 8月30日[16](新人公演は8月16日[17])
- 東京宝塚劇場[16]公演
- 形式名は「ミュージカル・ロマンス[16]」
- 10場[16]
- 作・演出:内海重典[16]
- 音楽指揮:北沢達雄[16]
- 製作担当:柏原正一[16]
このほかのスタッフと配役(新人公演も含む[17])は1988年の月組大劇場公演と同じ[16]
その他の日本公演
1947年 雪組(10月9日 - 10月15日)
出典は宝塚90年史[18]。
- 名古屋宝塚劇場
- 主なスタッフは内海重典
- 『娘道成寺』
1947年 雪組(12月13日 - 12月22日)
出典は宝塚90年史[18]。
- 大阪・毎日会館
- 主なスタッフは内海重典
- 『テディベア』
1949年 月組
出典は宝塚90年史[19]。
- 5月25日 - 5月28日 静岡、浜松/6月24日 篠山
- 主なスタッフは内海重典
- 併演は『二人袴』
1949年 花組
出典は宝塚90年史[18]。
- 6月14日・15日 伊丹
- 主なスタッフは内海重典
- 併演は『になひ文』
1949年 星組(7月1日 - 7月12日)
出典は宝塚90年史[20]。
- 中国地方
- 主なスタッフは内海重典
- 併演は『素襖落』
1949年 星組(7月8日 - 7月14日)
出典は宝塚90年史[20]。
- 北陸地方
- 主なスタッフは内海重典
- 併演は『二人袴』
1949年 星組(7月19日 - 8月3日)
出典は宝塚90年史[20]。
- 姫路、津山、鳥取、玉造、松江
- 主なスタッフは内海重典
- 併演は『二人袴』
1949年 雪組(11月7日)
出典は宝塚90年史[20]。
- 大阪・松阪屋会館
- 主なスタッフは内海重典
- 併演は『娘道成寺』
1949年 雪組(12月11日 - 12月17日)
出典は宝塚90年史[20]。
- 京都・公楽会館
- 主なスタッフは内海重典
- 併演は『棒しばり』
1953年 星組
出典は宝塚90年史[21]。
- 7月11日 - 7月19日 静岡、信州地方
- 主なスタッフは内海重典
- 併演は『安珍清姫譚』と『ニューヨーク幻想曲』
1953年 花組
出典は宝塚90年史[21]。
- 10月12日 - 10月30日 岡山、福山、三原、広島、岩国、宇部
- 主なスタッフは内海重典
- 併演は『千姫』と『ニューヨーク幻想曲』
1953年 月組
出典は宝塚90年史[21]。
- 10月21日 - 10月26日 北陸地方
- 主なスタッフは内海重典
- 併演は『秋の幻想曲』
1956年 月組(4月5日 - 4月11日)
出典は宝塚90年史[22]。
- 名古屋・毎日会館
- 主なスタッフは内海重典
- 併演は『ハワイの伯母さん』と『十三鐘』
1956年 月組(4月13日 - 4月16日)
出典は宝塚90年史[22]。
- 豊橋、飯田
- 主なスタッフは内海重典
- 併演は『ハワイの伯母さん』と『十三鐘』
1956年 月組(4月24日 - 4月29日)
出典は宝塚90年史[22]。
- 益田、出雲
- 主なスタッフは内海重典
- 併演は『娘道成寺』と『ハワイの伯母さん』
1956年 雪組
出典は宝塚90年史[22]。
- 6月17日 - 6月29日 岩国、広島、宇部、岡山、倉敷、西条
- 主なスタッフは内海重典
- 併演は『四つのファンタジア』と『棒しばり』と『ハワイの伯母さん』
1958年 花組
出典は宝塚90年史[22]。
- 8月3日 - 8月10日 名古屋・名鉄ホール
- 新版
- 主なスタッフは内海重典
- 併演は『船遊女』と『棒しばり』
脚注
- ^ a b c d 90年史 2004, p. 262.
- ^ a b c d e f g h i j k l 100年史(舞台) 2014, p. 103.
- ^ a b c d e f 五十年史別冊 1964, p. 191.
- ^ a b c d e f g h i j 100年史(人物) 2014, p. 177.
- ^ a b c d e f g h 五十年史別冊 1964, p. 192.
- ^ 60年史別冊 1974, p. 2-3.
- ^ 五十年史別冊 1964, p. 379.
- ^ 100年史(舞台) 2014, p. 126.
- ^ 60年史別冊 1974, p. 3-4.
- ^ 五十年史別冊 1964, p. 380.
- ^ a b c d e f 80年史 1994, p. 329.
- ^ a b 80年史 1994, p. 332.
- ^ 100年史(舞台) 2014, p. 162.
- ^ 90年史 2004, p. 277.
- ^ 90年史 2004, p. 279.
- ^ a b c d e f g h i 80年史 1994, p. 331.
- ^ a b 80年史 1994, p. 333.
- ^ a b c 90年史 2004, p. 292.
- ^ 90年史 2004, p. 292-293.
- ^ a b c d e 90年史 2004, p. 293.
- ^ a b c 90年史 2004, p. 294.
- ^ a b c d e 90年史 2004, p. 295.
参考文献
- 編集・発行:市橋浩二『宝塚歌劇五十年史 別冊』宝塚歌劇団、1964年5月1日。
- 編集発行人:橋本雅夫『宝塚歌劇の60年別冊・年譜 最近の10年』宝塚歌劇団、1974年。
- 企画・構成・執筆:橋本雅夫、編集統括:北川方英『夢を描いて華やかに -宝塚歌劇80年史-』宝塚歌劇団、1994年。ISBN 4-924333-11-5。
- 編集:森照実・春馬誉貴子・相井美由紀・山本久美子『宝塚歌劇90年史 すみれの花歳月を重ねて』宝塚歌劇団、2004年。ISBN 4-484-04601-6。
- 編集:山本久美子・西村房代・須藤晃代、編集補助:松岡幸子・浜田聖子・松本恵美・加藤貴子、編集協力:坂島和歌子・松川咲絵・浜本ひろ美・浅野千佳子・川口桂、執筆:三宅顕人(小林一三、ならびに劇場解説)『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。
- 編集:山本久美子・西村房代・須藤晃代、編集補助:松岡幸子・浜田聖子・松本恵美・加藤貴子、執筆:三宅顕人(出版物・CD類解説)『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 9784484146010。