労働者教育協会
労働者教育協会(ろうどうしゃきょういくきょうかい)は、科学的社会主義に基づく労働者向け教育・学習に取り組む日本の労働運動関連組織である。東京都文京区湯島二丁目4番4号平和と労働センター5階に所在。全国労働組合総連合(全労連)関連団体。学習協会・学習協議会等の名称で都道府県単位学習組織が存在する。
事業
学習会や労働学校の主催・講師派遣、通信教育、雑誌・書籍の編集・出版などの事業を行なっている。
勤労者通信大学
通信教育「勤労者通信大学」を主催。全国労働組合総連合(全労連)が推薦。名称は「大学」であるが、学校教育法の定める大学ではない。科学的社会主義の基礎を学ぶ「基礎コース」、労働者の権利などを学ぶ「労働組合コース」、日本国憲法を詳しく学ぶ「憲法コース」の三科があり、誰でも受講できる。なお2012年度は、「憲法コース」はリニューアル開講の準備のため休講となっている。
出版
出版部門は学習の友社。月刊学習誌『学習の友』や『国民春闘白書』等を刊行。代表的な出版書籍に『あなたの知らないトヨタ―利益1兆円のもとで何がおきているのか』(伊藤欽次著、2005年、ISBN 4761706341)、『憲法問題学習資料集 2』(憲法会議と共同編書、2005年)他。ほか多数の書籍を刊行。
沿革
- 1952年10月13日、マルクス主義理論の普及と労働運動の前進に意欲的な大山郁夫・柳田謙十郎(初代会長)・宮川実ら116人の知識人と18の労働組合の発起によって、「労働者教育のためのサービス・センター」の役割をはたすことを目的に創立され、労働組合や学習会への講師派遣などの事業を開始した。
- 1953年11月、月刊誌『学習の友』を青木書店より創刊(のち学習の友社より刊行)。
- 1954年、中央労働学校を設立 。
- 1957年、『基礎講座労働者の社会科学』全5巻を青木書店より刊行。
- 1961年、路線対立から一部分が脱退し「労働者学習センター」を設立。センターは動労千葉や中核派などと共に、独自の労働学校を運営。
- 1968年までに全都道府県に地方組織を確立[1][2]。
- 19 年、勤労者通信大学発足。
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