令和納豆

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令和納豆
店舗概要
所在地 〒310-0022
茨城県水戸市梅香1-2-5 アーバンビジネスホテル2F
開業日 2019年7月10日
閉業日 2021年10月2日
正式名称 納豆スタンド 令和納豆
建物名称 アーバンビジネスホテル
施設管理者 株式会社納豆
最寄駅 水戸駅から約10分
外部リンク reiwanatto.jp ウィキデータを編集
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令和納豆（れいわなっとう）は、株式会社納豆が茨城県水戸市梅香一丁目にて運営していた納豆ご飯専門店である。

概要

納豆に関連する商品の通信販売などを行っている企業が手掛ける納豆ご飯専門店。日本全国から取り揃えた納豆や、料理人監修の納豆をテーマにした料理や地酒を提供していた[1]。

2019年（令和元年）7月に開店したが、後述するトラブルの影響で2021年（令和3年）10月に閉店した。

沿革

2019年（平成31年）4月1日、株式会社CAMPFIREが運営するクラウドファンディングサービス「FAAVO」にて、出店のためのクラウドファンディングを開始[2]。

5月9日、「納豆ご飯セット一生涯無料パスポート」の規模拡大のほか、支援返礼品の追加を発表[3]。

6月28日、目標額300万円のところ、12,468,210円の支援金が集まりストレッチゴール達成[4]。

7月10日（納豆の日）、茨城県水戸市に納豆ご飯専門店として開業した。

2021年（令和3年）7月3日、7月11日をもって活動を休止するとの発表があった[5]。

同年10月2日、店舗があったアーバンビジネスホテルから退店させられていた事が判明した。

トラブル

パスポート没収騒動

2020年（令和2年）5月29日、クラウドファンディング支援者に支援返礼品で交付した「納豆ご飯セット一生涯無料パスポート」を一方的に没収したことがインターネットやSNS上で話題となり、J-CASTニュースで報道[6]。

6月1日、公式サイト上で「納豆ご飯セット一生涯無料パスポート」没収騒動の経緯について発表（現在ページは削除）[7]。

2021年（令和3年）3月、無料パスポートを没収された購入者がSNSにて、令和納豆を相手取って起こした民事裁判に勝訴し、無料パスポートの返却、没収期間中に食べたであろう金額の補償、裁判費用の支払いといった要求が認められたとの報告を行った[8]。

賞味期限改ざん疑惑

2021年2月頃、令和納豆が販売している納豆詰め合わせセットに入っていた川口納豆や福ユタカ等の賞味期限シールの形式が通常と異なる旨、購入者がインターネット上で言及。これにより、令和納豆が、納品された納豆の賞味期限表示を改ざんした疑惑が取りざたされた。

3月24日、J-CASTニュースの取材に対し、令和納豆の代理人弁護士が「賞味期限の改ざんや商品の中身自体について加工はしておりません」との疑惑を否定する説明がなされる。また、賞味期限シールについては、商品保管中に包装ビニールが汚損したため、このまま顧客に引き渡すと失礼であるとして、従業員の判断でリパックし、元の賞味期限を賞味期限シールに印字して貼り付けたと説明した。令和納豆によりリパックが行われた納豆の製造元は、リパックについて許諾していないとしている。翌25日、問題となっていた納豆詰め合わせセットが公式通販サイトから削除されるとともに、J-CASTニュースがリパックについて報道。本件が原因となり、食品衛生法や食品表示法の観点から商品の管理や表示方法について不適切な扱いがないか、水戸市保健所が立入調査を行った[9]。

騒動への釈明

2021年4月、令和納豆に関する一連の騒動に関する質問を受け付けるため、株式会社納豆の代表取締役社長である宮下裕任がTwitterを開設する。4月20日以降、令和納豆のYouTubeチャンネルにて一質問に対する回答の動画を公開している。

  • 4月20日、6月末で令和納豆を閉店し、クラウドファンディングの返礼品で配ったパスポートの代金を社長個人で返金することを検討している旨を発表した[10]。この動画では、法人である株式会社納豆も清算するのかについてはコメントされていない。
  • 4月24日、無料パスポート没収の一連の件について、自身の見解[11]を発表した。
  • 5月1日、販売商品の誇大広告について、販売物品の説明に「血圧を下げる」などの説明を入れた理由、またメルカリで令和納豆の名前で納豆を販売した件についての自身の見解[12]を発表した。

退店

2021年10月2日、Twitter投稿にてアーバンビジネスホテルから退店の貼り紙がされているのが発覚した。

明確な退店時期は不明だが、ホテル側の貼り紙の中で「お問い合わせをいただきましたが、この場所での再開の予定はございません」と明記されている。これまで社長の宮下本人による釈明の動画などをYouTubeで挙げ、活動再開したら無料パスポートは有効になると述べていたが、退店が発覚したため事実上閉店となった。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ “水戸に納豆ご飯専門店「納豆スタンド令和納豆」「納豆の日」に合わせ開業”. 2021年6月24日閲覧。
  2. ^ “日本最下位の地で始める世界最高の納豆ご飯専門店 納豆スタンド「令和納豆」”. camp-fire.jp. 2021年4月20日閲覧。
  3. ^ “株式会社納豆は、一万円で納豆ご飯を一生涯無料にするパスポートを1,000名分追加”. PR TIMES. 2021年5月5日閲覧。
  4. ^ “【御礼】12，468，210円のご支援をありがとうございました！ by 日本最下位の地で始める世界最高の納豆ご飯専門店 納豆スタンド「令和納豆」”. camp-fire.jp. 2021年4月20日閲覧。
  5. ^ “活動休止のお知らせ 令和納豆”. 2021年7月4日閲覧。
  6. ^ “納豆ご飯セット「生涯無料」が呼んだ悲劇 店と客の間に、いったい何があったのか_”. J-CASTニュース. 2021年4月7日閲覧。
  7. ^ “無料パスポートの権利失効に関する一部報道につきまして _ 令和納豆(archive.today)”. 2021年4月7日閲覧。
  8. ^ “納豆ご飯「生涯無料パスポート」が裁判沙汰に…飲食店がクラファンをやる落とし穴 (1/2)”. DIAMOND Online. ダイヤモンド社 (2021年4月26日). 2022年10月12日閲覧。
  9. ^ “「令和納豆」に保健所立ち入り調査 賞味期限ラベルめぐる騒動受け...運営会社「誤解与えた」と謝罪【追記あり】”. J-CASTニュース. 2021年4月8日閲覧。
  10. ^ “【衝撃動画】令和納豆が2021年6月30日に閉店か / 宮下裕任社長がYouTubeで激白！ パスポート代は宮下ポケットマネーで全額返金”. BIGLOBE ニュース. 2021年4月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月20日閲覧。
  11. ^ “無料パスポートの没収騒動について”. 2021年4月26日閲覧。
  12. ^ “販売商品の誇大広告について”. 2021年5月1日閲覧。

外部リンク

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