乗用車
この記事はその主題が日本に置かれた記述になっており、世界的観点から説明されていない可能性があります。(2010年7月) |
乗用車(じょうようしゃ、英: passenger car)、乗用自動車とはもっぱら人間の移動のために用いられる自動車のことである。ただし、自動二輪車(オートバイ)や大型の乗用自動車(バス)は含まれないのが一般的である。
種類
日本における自動車の種類を参照。
乗用車のメーカー
日本における乗用車事情
乗用車の日本国内販売台数は2004年の1年間で339万6000万台余りとされ、内、トヨタ自動車 約46%、日産自動車 約19%、 ホンダ 約14%、マツダ約6%とされている(日本自動車販売協会連合会調べ)。
ナンバープレートによる区分
日本では、ナンバープレートの分類番号が3で始まるものを普通乗用車(通称3ナンバー車)、5もしくは7で始まるものを小型乗用車(通称5ナンバー車)と呼ぶ[1]。国土交通省による統計でも、この区分を用いている。かつては3ナンバーと5ナンバーの課税額の差が大きく5ナンバー車が大半だったが、1989年に3ナンバー車の自動車税の課税方式が排気量の細分化や排気量のみで課税される方式に変更されて同額となったため3ナンバー車が増加した。
5ナンバー車の条件
- 全長:4,700mm以内
- 全幅:1,700mm以内
- 全高:2,000mm以内
- 総排気量:2,000cc以内
※ただし、排気量はガソリン車のみの設定であり、ディーゼル車には排気量の制限がない。
上記の数値をどれか1項目でも上回る乗用車が3ナンバー(普通乗用車)となる。最近の傾向として、排気量2,000cc以内で、5ナンバー(小型乗用車)であったモデルをフルモデルチェンジした時、室内を広くするため全幅が1,700mmを超えた場合3ナンバー(普通乗用車)となる(この場合、自動車税は5ナンバーと同額の39,500円である)。
車検
新車時の車検の期間が3年と長く設定されているのは乗用車と自動二輪車だけである(2007年現在)。これら以外の場合はほとんどが2年である。また、レンタカーに供されるものも2年である。
自動車税
同じ排気量、同じ車種でも、自家用車(白ナンバー)の自動車税は緑地に白文字のナンバープレートを持つ事業用の車両(タクシーやハイヤーなどの緑ナンバー)の自動車税と比べて高くなっている。これは自家用が贅沢品と看做されるため。
例:乗用車(排気量1.5リッター超 - 2.0リッター以下)
- 自家用:39,500円/年
- 事業用:9,500円/年
脚注
- ^ “JAF|クルマ何でも質問箱:クルマ購入とカーライフ|3、5ナンバー、軽自動車の諸経費の違い”. 一般社団法人 日本自動車連盟. 2011年10月6日閲覧。