ワニワニパニック
『ワニワニパニック』はナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)のアーケードゲーム(エレメカゲームマシン)。
概要
1989年稼働開始。開発は後にバンダイナムコホールディングスの代表取締役社長となる石川祝男による。5匹並んだワニをハンマーで叩いて撃退するというモグラ叩きゲームの亜種だが、一定のラインまでワニが進むと噛まれたことになり減点したり、得点により難易度が変化するなどといった要素が追加されている。ゲーム後半はワニが「怒った」ことでスピードが上がるのも特徴。制限時間は50秒で、40匹以上叩くと10秒間延長される。叩いたことを示すセンサーはハンマー側ではなくワニ側に設けられているため、例えば素手で叩いても得点が得られる。
ロングセラーとなり、続編や派生ゲームが出ているほか、高齢者向けの“リハビリテインメントマシン(リハビリテーション支援エンタテインメント機器)”として『ワニワニパニックRT』『ドキドキへび退治RT』がリリースされている。
ワニワニパニック並びに、国内で発売された続編・派生作品の筐体のサポートは、リハビリテインメントマシンとホープがバンダイナムコエンターテインメントから許諾を受け製造・販売しているワニワニパニック3を除き、部品調達難に伴い、2015年7月以降順次終了することが発表された[1]。
その日のハイスコアは「本日のスゴウデ」として記録される。
ワニの声は渡辺久美子が担当している。
続編・派生作品
- Wacky Gator(1990年) - 本作の海外版。データイーストから稼働。
- カニカニパニック(1991年)
- サメサメパニック(1994年)
- ワニワニパニック2(1995年)
- Dino Bonk(1995年) - 海外のみ稼働。タイトル通り恐竜版ワニワニパニックである。
- たこいかぱにっく(1998年)- 赤(タコ)と白(イカ)に塗り分けられた的を使用し、スピーカーから指示された的(プレイヤー側を向いた色)を殴るゲーム。的を間違えると減点される。
- ワニワニパニックRT(2003年)
- ドキドキへび退治RT(2006年)
- ワニワニパニック3(2007年) - ホープが許諾を受け製造・販売
移植・その他
- 右脳の達人 ガンバれっトレーナー(ニンテンドーDS) - 「エレメカミュージアム」内に収録されている。
- みんなで遊ぼう!ナムコカーニバル(Wii) - アトラクションのひとつとして「ワニワニパニック REMIX」(パックマンがハンマーがわり)を収録。
エレメカを家庭向けに小型化させた玩具やLEDゲームが発売されたほか、携帯アプリ、iPhoneにも移植されている。
大一商会よりパチンコ『CRワニワニパニック』(2000年)、『CRワニワニパニック2』(2008年)が発売された。
関連項目
脚注
- ^ 『弊社商品の保守対応終了について』バンダイナムコエンターテインメント 2015年7月