ワタリウム美術館

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ワタリウム美術館
The Watari Museum Contemporary Art
地図
施設情報
専門分野 現代美術
開館 1990年9月
所在地 150-0001
東京都渋谷区神宮前3-7-6
位置 北緯35度40分15秒 東経139度42分48秒 / 北緯35.67072度 東経139.71339度 / 35.67072; 139.71339座標: 北緯35度40分15秒 東経139度42分48秒 / 北緯35.67072度 東経139.71339度 / 35.67072; 139.71339
外部リンク http://www.watarium.co.jp/
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ワタリウム美術館(ワタリウムびじゅつかん、Watari Museum of Contemporary Art)は東京都渋谷区の通称キラー通りにある、国際的なコンテンポラリーアートを多く展示する私設美術館である。

概要[編集]

名前は開館時の館長で前身の現代美術画廊ギャルリー・ワタリの創設者である和多利志津子(1932-2012, 富山県小矢部市出身)[1]、志津子の娘と息子であるキュレーターの和多利恵津子・和多利浩一[2]から取られている。ギャルリー・ワタリを前身として、1990年(平成2年)9月に開館した。

和多利浩一の妻の和多利月子(1960-)も美術館ディレクターであり、実家の祖父である山田寅次郎オスマン帝国相手の貿易商で茶道宗徧流家元)についての研究書を刊行している[3]

建築設計はスイス建築家マリオ・ボッタによっており[4]1985年から手がけられた建築プロジェクトの経緯は、ワタリウムにおける展覧会のカタログ『Mario Botta: Watari-Um Project in Tokyo 1985-1990』にまとめられている。建物は地上5階建てで、1階と地下にミュージアムショップ「オン・サンデーズ」があり、過去の展示会のカタログのほか、ポストカードや芸術書などを販売している。「オン・サンデーズ」は、現在の美術館が開館する以前の1980年(昭和55年)から同じ場所で営業している。

アクセス[編集]

  • 東京都渋谷区神宮前3-7-6
東京メトロ銀座線外苑前駅から徒歩8分。

関連文献[編集]

  • 『夢みる美術館計画 ワタリウム美術館の仕事術』日東書院、2012年
和多利志津子/和多利恵津子/和多利浩一。ISBN 978-4528010574

脚注[編集]

  1. ^ 和多利志津子”. 東京文化財研究所 (2016年8月9日). 2018年6月19日閲覧。
  2. ^ クリエイティブのまち青山 学生起業でアートを事業化 個性溢れる現代アート美術館 和多利 浩一(ワタリウム美術館 CEO)事業構想、2015年10月号、事業構想大学院大学出版部
  3. ^ 和多利月子さんインタビュー
  4. ^ 世界有数の建築家マリオ・ボッタがイタリアの近代美術館を完成.”. SWI swissinfo.ch/the Swiss Broadcasting Corporation (2003年6月13日). 2018年6月19日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]