ヤマタツナミソウ

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ヤマタツナミソウ
ヤマタツナミソウ(伊吹山、2013年6月22日)
ヤマタツナミソウ Scutellaria pekinensis var. transitra
伊吹山、2013年6月22日
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : キク亜綱 Asteridae
: シソ目 Lamiales
: シソ科 Lamiaceae
: タツナミソウ属 Scutellaria
: S. pekinensis
変種 : ヤマタツナミソウ
S. p. var. transitra
学名
Scutellaria pekinensis Maxim. var. transitra (Makino) H.Hara[1]
和名
ヤマタツナミソウ(山立浪草)

ヤマタツナミソウ(山立浪草、学名Scutellaria pekinensis Maxim. var. transitra (Makino) H.Hara[1])は、シソ科タツナミソウ属多年草の1

生育環境[編集]

北海道・本州・四国・九州で山地の樹陰や林のふちなどに生える。

特徴[編集]

白色の地下茎を伸ばす。地上茎は四角ばり、まっすぐ立って15-30 cmに伸びる。葉は対生葉柄がある。葉脈の上が紫色を帯びることがある。

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春にの上部に葉のような葉包を持つ花穂をつけ、薄紫で唇形の花をつける。おしべ4本のうち2本が長い。タツナミソウの仲間は、茎から出た花が根元で急に直角に曲がるので、花は真上に向かって立つ。しかし、ヤマタツナミソウは約60度曲がるだけなので、30度ほど傾いて咲く。

近縁種[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “ヤマタツナミソウ”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2014年6月13日閲覧。

参考文献[編集]

  • 冨成忠夫『野草ハンドブック1 春の花』山と溪谷社、1974年(1984年16版)、41ページ

関連項目[編集]

外部リンク[編集]