ヤナギ科
ヤナギ科 | ||||||||||||||||||
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分類(クロンキスト体系) | ||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||
Salicaceae Mirbel nom. cons. | ||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||
ヤナギ科 | ||||||||||||||||||
属 | ||||||||||||||||||
ヤナギ科 (ヤナギか、学名:Salicaceae)は、ヤナギやポプラなどを含む双子葉植物の木本からなる科。
概説
葉は単葉で葉柄があり、一般に互生する。托葉は発達するが早落性のものもある。
花は単性で、雌雄異株。無花被で(ただし花の根元に苞がある)、雌蕊1本または雄蕊1-2本からなり、尾状花序をつくる。虫媒花(ヤナギ属、オオバヤナギ属)または風媒花(ヤマナラシ属、ケショウヤナギ属)。
果実はさく果で、熟すと裂開して綿毛に包まれた小さな種子を多数だす。種子は柳絮(りゅうじょ)と呼ばれ、風に乗って散布される。
樹皮や葉にサリシン(サリチル酸の配糖体)を含んでおり、医薬品としてのサリチル酸の研究もヤナギから始まったものである。
分類
クロンキスト体系及び新エングラー体系等では、2ないし4属に分類されるが、最新の分類では、2属に分類される。
- Populus ヤマナラシ属 - ポプラ(ヤマナラシ属の総称)、セイヨウハコヤナギ、ヤマナラシ
- Salix ヤナギ属 - ヤナギ(ヤナギ属の総称)、シダレヤナギ、ネコヤナギ、ケショウヤナギ、オオバヤナギ
Chosenia ケショウヤナギ属とToisusu オオバヤナギ属は現在では、ヤナギ属に含められる。
APG分類体系では、ヤナギ科はキントラノオ目に含まれる。従来のイイギリ科 Flacourtiaceae(多くは熱帯に分布する)に含まれていた大部分の種が、狭義のヤナギ科と共通の系統であるとして、これらをヤナギ科に含めている(全57属ほどとなる)。これらはサリシンを含む点や葉の形態などで狭義のヤナギ科と共通するが、花の形態が大きく異なる(花弁・がくがある)。狭義のヤナギ科は花が特に退化した1群と考えられる。
関連項目
外部リンク
- Salicaceae in Stevens, P. F. (2001 onwards). Angiosperm Phylogeny Website Version 7, May 2006 [and more or less continuously updated since].