メキツァ

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メキツァ
種類 フラットブレッド
フルコース 朝食
発祥地  ブルガリア
主な材料 ヨーグルト小麦粉膨張剤
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メキツァ(Мекица)は、ヨーグルトを練りこんだパン生地で揚げたブルガリア料理である。小麦粉、ヨーグルト、膨張剤、油が材料で、ジャムシレネチーズを添えて食べられる。朝食時には砂糖蜂蜜をかけるか、ヨーグルトとともに食べることもある[1]ハンガリーのラーンゴシュと似ている。セルビアではmekikeと呼ばれる。伝統的に朝食として食べられる。

生地が膨らんだら小さなボール状に丸め、円形に伸ばして油で揚げる。酵母炭酸水素ナトリウム牛乳またはヨーグルトを入れるレシピもある。シリストラでは、ヨーグルトと炭酸水素ナトリウムを用いる。スタラ・ザゴラ近くの村のレシピでは酵母とヨーグルトを、アイトスのレシピでは酵母と牛乳を用いる。

提供の際には、粉糖をかけたり、ジャムやシレネチーズを飾ったりする。ハンガリーのラーンゴシュとは異なり、マヨネーズケチャップでの味付けはせず、飾り付けも簡素にする。

名前はブルガリア語で「柔らかい」という意味のmekスラヴ語派で女性形接尾辞の-itsaに由来する。

出典

  • (Bulgarian) Българска национална кухня. София: Земиздат. (1983) 

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