マリヌス・デ・ヨング

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マリヌス・デ・ヨング(Marinus De Jong、1891年7月14日 - 1984年6月13日)は、オランダ出身のベルギー作曲家

オランダのオーステルハウト出身。アントウェルペン音楽院ピアノ対位法フーガを学んだ後、ベルギーに帰化した。ピアニストとしてデビューし、1919年から1922年までアメリカ合衆国に演奏旅行を行った。1925年からメヘレンの教会音楽学校で教壇に立った。1931年からアントウェルペン音楽院のピアノの教授となり、1948年からはフーガも教えるようになった。

作品には4つの交響曲、3つのピアノ協奏曲、6つの弦楽四重奏曲オペラオラトリオなどがあり、作風はグレゴリオ聖歌とフランドル民謡、さらに20世紀初頭の音楽とジャズの影響を受けたものである。

文献[編集]

  • Friedrich Blume (Hrsg.): Die Musik in Geschichte und Gegenwart, 1. Auflage, 1949-1986