ポリフッ化ビニル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。EmausBot (会話 | 投稿記録) による 2013年4月14日 (日) 05:43個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (ボット: 言語間リンク 6 件をウィキデータ上の d:Q146403 に転記)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ポリフッ化ビニル(ポリフッかビニル、: Polyvinyl fluoride、略称PVF)は汎用フッ素樹脂の一種。

性質

–(CH2CHF)n–のようにフッ化ビニル重合したもので、構造はポリ塩化ビニルに似る。熱可塑性を持ち、耐燃性・耐侯性・染色性に優れる。蒸気透過性は低い。ケトン類・エステル類を除き耐薬品性がある。

用途

航空機の内装材や、太陽電池のバックシート[1][2]レインコートホワイトボードの表面材などとして幅広く利用される。コーティング用樹脂として、様々な色のフィルムや製剤として市販されている。加熱により変質するため、通常は射出成形されることは少なく、主にフィルムの形で利用される。

関連化合物

脚注