ボフダーン (自動車)

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ボフダーン(右側の車両、左側はロシア製のライバル車ガゼーリ)
ベラルーシでの生産型

ボフダーン(ウクライナ語:Богданボフダーン)は、ウクライナ自動車メーカーであるボフダーン社バスブランド名である。日本で分類されるところの「マイクロバス」に当たる小型のバスである。

概要

開発

ウクライナへの進出を模索していたいすゞ自動車グループとの提携により、ボフダーン社はいすゞ製のエルフプラットフォームを利用して小型バス・ボフダーンを開発・生産を行った。ボフダーンの販売は1999年に始められた。生産は、関連企業のチェルカースィ・バスで開始され、今後はルーツィク自動車工場での生産に移行する予定である。

販売台数は、初年度9台であったものが2003年度には1610台に達するという好調な成績を示し、2005年度には3123台が出荷された。さらに、2006年度は3500台が見込まれている。将来的には周辺諸国への輸出も含めて年間20000台規模の販売が目指されているが、ロシアGAZが販売しているガゼーリなどライバルも多い。

また、2006年5月のいすゞウクライナの開設以降、ボフダーンの販売は同社が行うことになっている。

ボフダーンの販売はウクライナ国内で行われており、主として路線バスマルシュルートカ(営業許可制の個人経営バス)で運用されている。鮮やかな黄色の塗装がなされていることが多い。車体が新しいこともあり、車内外ともによい状態に保たれているものが多い。