フジマメ
フジマメ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Lablab purpureus (L.) Sweet | ||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
フジマメ | ||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Hyacinth bean |
フジマメ(藤豆,Lablab purpureus)とは、マメ科フジマメ属に属するつる性の植物。別名にセンゴクマメ(千石豆)、アジマメ(味豆)など。
特徴
熱帯地域に分布する。温かい気候との親和性が強く、成長は速い。品種によって莢の色に差異があり、莢が紫色の品種はスミレ色や赤紫色の絢爛な葉をつけることから観葉植物として人気が高い。莢が緑の品種は白い花を咲かせる。
歴史
アフリカ、アジアを原産地とする。古くはインドで栽培され、東南アジア、エジプト、スーダンなどでも見られる。日本には9世紀以降度々導入された。関西ではフジマメをインゲンマメと呼び、インゲンマメはサンドマメと呼ばれている。[1]
用途
熱帯、亜熱帯の地域で、食用や家畜の餌として栽培される。若い莢を天ぷらや和え物、汁の実にして食べる。種子は熟したもの、若いもの、双方食べられる。熟した種子は堅い外皮で覆われているため、料理の際は長時間の加熱を必要とする。加熱の際には何度か水を換える。大量に摂取すると毒性が強く危険。乾燥させた種子は豆粕に加工したり圧縮、発酵させて納豆のようにして食べる。加熱してそのまま食べても良い。ミャンマーでは種子がカレーの材料に使われる。
脚注
- ^ 青葉高『野菜の博物学』(講談社ブルーバックス) 83ページ
参考文献
- 金田洋一郎、満田新一郎「ヤマケイポケットガイド21 野菜・果物」(山と渓谷社 ISBN 4-635-06231-7)55ページ
- バーバラ・サンティッチ、ジェフ・ブライアント編、山本紀夫訳「世界の食用植物文化図鑑」(柊風舎 ISBN 978-4-903530-35-2)199ページ