フエルテベントゥラ島
フエルテベントゥーラ島 | |
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ソタベントのビーチ | |
所在地 | スペイン |
所在海域 | 大西洋 |
座標 | 北緯28度20分 西経14度1分 / 北緯28.333度 西経14.017度 |
面積 | 1,660 km² |
最高標高 | 807 m |
プロジェクト 地形 |
フエルテベントゥーラ島 (Fuerteventura)は、スペインの島。カナリア諸島に属する。島の人口は74,983人(2005年)。中心地はプエルト・デル・ロサリオ。観光と漁業、農業が経済の中心である。
カナリア諸島最古の島で、2億年前の火山噴火でできた。
歴史
最初の住民は北アフリカからやってきたとされる。紀元前11世紀には、フェニキア人が入植した。紀元前850年頃にイーリアスを書いたホメロスが、カナリア諸島をInsulae Fortunataeと書き残している。14世紀にスペイン、ポルトガルの探検家らが来訪したときには、イスラーム教徒のモーロ人が住み、ヨーロッパの奴隷商人と取引していた。
1405年、フランス人探検家ジャン・ド・ベタンクールが島を手に入れた。かつての首都ベタンクリア(en:Betancuria)は彼の名にちなんでいる。
1708年から1859年まで軍政が敷かれていた。1852年、女王イサベル2世によって島は自由貿易区域となった。
島がアフリカ大陸に近接していることから、大勢のアフリカ人密航者が、モロッコから危険を冒してやってくるのが問題となっている。
気候
年中が春のような気候である。熱いサハラ砂漠からの風が年中吹き付けている(フエルテベントゥーラは、『強い風』という意味である)。冬でも平均最高気温が21℃、平均最低気温が15℃である。年間降水量は147mmで、主に冬に降る。