ヒカル・ナカムラ
ヒカル・ナカムラ | |
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2010年 | |
フルネーム | 中村 光 |
国 | アメリカ合衆国 |
生誕 |
1987年12月9日(36歳) 日本大阪府枚方市 |
タイトル | グランドマスター |
FIDEレート |
2753 September 2011 世界ランク12位 |
最高レート |
2774 May 2011 世界ランク8位 |
ヒカル・ナカムラ(中村 光、Hikaru Nakamura、1987年12月9日 - )はアメリカのチェスのグランドマスター (GM) 。2005年・2009年の全米チェスチャンピオン。世界ランキングの最高位は6位(2012年3月)。レーティングの最高値は2774(2011年5月)。
プロフィール
1987年、日本人の父とアメリカ人の母との間に大阪府枚方市で生まれる。2歳の時母親に連れられて渡米、義理の父親でスリランカ人FIDEマスターのスニル・ウィーラマントリの指導でチェスを始めた。
1995年、7歳で本格的なチェスのトーナメントに出場し始める。トーナメントに出るようになってわずか3年後、史上最年少記録となる10歳でアメリカ合衆国チェス連盟 (USCF) のナショナルマスターの座を獲得。その後も勢いはとまらず、2001年にインターナショナルマスター (IM)、2003年にはGMの称号を獲得。当時ボビー・フィッシャーの保持していた記録を3ヶ月更新してアメリカ史上最年少のGMとなった。
2004年にはリビアのトリポリで行われた世界チェス選手権でマイケル・アダムスを破るなどの活躍を見せ、2004年10月にFIDEが発表したイロレーティングでは2620ポイントをマーク。ナカムラはアメリカで3位、世界でも83位のプレーヤーとなった。
2004年11月から同年12月にかけてカリフォルニア州サンディエゴ行われた2005年度アメリカチェス選手権では5勝0敗4分というトップの成績で試合を終了。同ポイントだったアレグザンダー・ストリプンスキーとのプレーオフマッチにも2–0で勝利し、フィッシャーが1958年に記録した14歳に次ぐ16歳という若さで優勝を果たした。
チェスに関心を持つ人が少ない日本にあってもヒカル・ナカムラはその日本人らしい容姿と名前、並外れたチェスの棋力から報道の対象になっている。彼の活躍は、特に「ヒカル」というその名前から、囲碁に打ち込む少年「ヒカル」を描いた漫画『ヒカルの碁』に引っ掛けて「ヒカルのチェス」として報道されることも多い。