パセオ (甲府市)
PASEO | |
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店舗概要 | |
所在地 |
〒400-0031 山梨県甲府市丸の内1-16-4 |
開業日 | 1991年(業態変更後) |
閉業日 | 2007年7月25日 |
正式名称 | オギノショッピングモールパセオ |
施設所有者 | オギノ |
施設管理者 | オギノ |
商業施設面積 | 9,842 m² |
店舗数 | 16(閉店時) |
駐車台数 | 1200(提携含む)台 |
前身 |
オリオンパレス ↓ オギノオリオン店 |
後身 | ココリ |
最寄駅 | 甲府駅 |
OGINO |
パセオ(英語:PASEO)は、山梨県甲府市丸の内にかつて存在した県内大手スーパーマーケット・オギノ系列の商業施設である。
概要
1958年(昭和33年)、同所に存在した映画館「オリオンパレス」(1946年開業[1] - 1957年閉館[2])跡地にオギノオリオン店として開業[3]。当時は100坪程度の服地専門店であり、またオギノ本社を併設していた。その後増築を重ねていくが、近隣の岡島百貨店増床や山交百貨店改築に対抗するため1991年(平成3年)に改修工事を行ない、ファッションビルパセオとしてリニューアルオープンした[4]。なお、このリニューアルによりオギノ本社が現在のオギノ貢川衣料店2階に移転している[3]。
リニューアルオープン当初は島村楽器をはじめ、70店を越えるブティックや装飾品店が入居していたが、直後に起きた平成不況と郊外に大型商業施設が相次いでオープンしたことなどにより売上げが低迷、入居店舗の撤退が相次いだ。オギノ側はアニメイトなどを誘致したものの改善されることはなく、その後アニメイトは山梨県民情報プラザの向かい側へ転出していった[注 1]。
低迷する中心街の活性化を図ろうと、所有者のオギノと甲府市商工会議所が中心となり2007年(平成19年)2月3日にパセオが入居する建物などを解体し、跡地に再開発ビルを建設することが正式発表された[5]。これによりオギノオリオン店の開業から49年続いたパセオの歴史も終了となり、5ヵ月後の7月25日の営業を最後に閉店[4]。最終日まで営業していたのは島村楽器を含めて16店舗と全盛期の5分の1ほどであった[注 2]。
建物は同年冬に解体され、2010年(平成22年)10月22日より複合ビル「ココリ」としてオープンしている[6]。
詳細は「ココリ」を参照
閉店時の情報
- 地上7階、地下1階。
- 地階にはサイゼリヤ、1・2・4階にはブティックや装飾品店、6階には楽器店やパソコンショップ[7]、7階には保険ガイドが入店(3階と5階にもかつては店舗が入っていたが、閉店の段階では空きフロア)。
- 営業時間は地階のみ11:00-21:00、その他は10:30-19:30。
脚注
出典
- ^ “紅梅町・オリオン通りの歴史”. オリオン・スクエア城南商店街. 2016年4月10日閲覧。
- ^ “「オリオン通り」の由来は映画館!?”. かめじぃのこうふのツボ. 甲府市 (2016年3月14日). 2016年4月10日閲覧。
- ^ a b “株式会社オギノの歩み”. 2015年2月9日閲覧。
- ^ a b 『甲府のオギノパセオが閉店』(2007年7月25日、UTYニュース)
- ^ 甲府「パセオ」再開発計画:複合高層ビル建設へ 県営駐車場なども解体(2007年2月3日、毎日新聞県内版朝刊記事)
- ^ 「ココリ」グランドオープン(2010年10月23日、読売新聞県内版朝刊記事)
- ^ “会社案内”. 株式会社フォネット. 2016年4月10日閲覧。
注釈
- ^ 2011年12月にココリ2階「ホビータウン甲府」へ再移転したことで、施設は異なるが実質出戻りの形で営業している。
- ^ 閉店後、島村楽器は昭和ショッピングモールJOYを経て現在はイオンモール甲府昭和へ再移転している。
関連項目
- 甲府駅
- オギノ
- ココリ - 跡地に建設された再開発ビル。
- オギノ湯村ショッピングセンター