ハンコ半島
表示
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/e4/Location_of_Hanko_in_Finland.png/220px-Location_of_Hanko_in_Finland.png)
ハンコ半島(ハンコはんとう、英語: Hanko Penisula、フィンランド語: Hangonniemi、スウェーデン語: Hangö udd)は、フィンランド本土の最南端にある半島である。ハンコ半島にはハンコの町がある。エストニア本土の最北西部とハンコ半島とを結ぶ線が、バルト海とフィンランド湾の厳密な境界である。大北方戦争におけるハンゲの海戦 (Battle of Gangut) は、ハンコ半島沖で行なわれた(「Gangut」はスウェーデン語の「Hangö udd」の音訳である)。
ハンコ半島は、戦争で重要な役割を果たしてきた。例えば、ロシア帝国が首都サンクトペテルブルクを守るための要塞 (Peter the Great's Naval Fortress) がここにあった(フィンランド大公国)。フィンランド内戦では、1918年4月にドイツ軍部隊が上陸した。冬戦争後の講和条約ではフィンランドが大幅に譲歩させられ、ソビエトが海軍基地として30年間租借することになった。しかし、継続戦争の間に25,000人のソビエト軍兵士が撤退し、1941年12月にフィンランドが取り戻した。