ノゲシ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。ZéroBot (会話 | 投稿記録) による 2012年2月7日 (火) 18:45個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (r2.7.1) (ロボットによる 追加: fi:Kaalivalvatti)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ノゲシ Sonchus oleraceus
Sonchus oleraceus
Sonchus oleraceus
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: キク目 Asterales
: キク科 Asteraceae
亜科 : タンポポ亜科 Cichorioideae
: ノゲシ属 Sonchus
: ノゲシ S. oleraceus
学名
Sonchus oleraceus L.1753
和名
野芥子、春の野芥子
英名
Common sowthistle
変種

ノゲシ(野芥子、Sonchus oleraceus)とは、キク科ノゲシ属植物の一種。別名ハルノノゲシケシアザミ

和名に「ケシ」が付くが、ケシケシ科)と葉が似ているだけで分類上は全く別系統である。

特徴

日本各地の道端に自生する。ヨーロッパ原産で世界各地に広まったと考えられている。日本には史前帰化植物として入ってきたものと思われる。

花期はから黄色タンポポのようなが咲く。にはがあるが柔らかく触っても痛くない。葉色は少し白っぽい緑で光沢はない。葉はを抱く。茎の高さは50-100cm程で軟らかく中に空洞がある。

変種

舌状花が白色のものがあり、ウスジロノゲシ(f. lilacina)という。

近縁種など

オニノゲシ Sonchus asper
より頑丈でとげとげしいものの紛らわしい個体が多いが、葉の基部に着目すると見分けやすい。
アキノノゲシ Lactuca indica var. laciniata
形や雰囲気は似ているが、二回りくらい大きい植物であり、見誤ることはない。分類上は、こちらはアキノノゲシ属である。

参考文献

  • 平野隆久写真『野に咲く花』林弥栄監修、山と溪谷社〈山溪ハンディ図鑑〉、1989年。ISBN 4-635-07001-8 

関連項目

外部リンク