トゥルグ・セクイエスク

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トゥルグ・セクイエスク

ケーズディヴァーシャーヘイ
自治体
トゥルグ・セクイエスクの中心街
トゥルグ・セクイエスクの中心街
トゥルグ・セクイエスクの紋章
紋章
位置図
位置図
トゥルグ・セクイエスクの位置(ルーマニア内)
トゥルグ・セクイエスク
トゥルグ・セクイエスク
位置図
北緯45度59分49秒 東経26度8分26秒 / 北緯45.99694度 東経26.14056度 / 45.99694; 26.14056座標: 北緯45度59分49秒 東経26度8分26秒 / 北緯45.99694度 東経26.14056度 / 45.99694; 26.14056
 ルーマニア
コヴァスナ県
地位 自治体
政府
 • 市長 カーロイ・ラージ
人口
(2002年)
 • 合計 20,488人
民族構成
 • ハンガリー人 90.94%
 • ルーマニア人 7.84%
等時帯 UTC+2 (EET)
 • 夏時間 UTC+3 (EEST)

トゥルグ・セクイエスクルーマニア語: Târgu Secuiesc)は、ルーマニアトランシルヴァニア地方、コヴァスナ県に属する都市。自治体としては近くのルンガ(ニュイトード)村も含まれる。ハンガリー語ではケーズディヴァーシャーヘイ(Kézdivásárhely)、ドイツ語ではセクレル・ノイマルクト(Szekler Neumarkt)、ラテン語ではネオフォルム・シクロルム(Neoforum Siculorum)と呼ばれる。

歴史[編集]

1407年の文献にTorjavásáraとしてその名が見える。これはハンガリー語で「トリャの市場」という意味がある。かつてはルーマニア人の間でもハンガリー名が使われていたが、1920年のトリアノン条約によりルーマニアに入るとティルグ・セクイエスク(Tîrgu Secuiesc)に改称され、その後現在の地名になった。現在のハンガリー名は「ケーズディの市場」という意味で、ケーズディ(Kézdi)とはセーケイ人の言葉で役場のこと。かつて行政機関が置かれていたことに由来する。中世から市場町として栄えた。

人口動態[編集]

2002年の国勢調査によるとこの街の人口は2万488人で、うち90.94%にあたる1万8653人がセーケイ人である。

国勢調査に基づく人口の推移

教育[編集]

比較的小さな町でありながら、いくつかの名門高校が置かれている。これらの高校にはナジ・モーゼシュ、ボド・ペーテル、アポル・ペーテル、ガーボル・アロンなど、高名なセーケイ人歴史家の名前が冠されている。このことから、トゥルグ・セクイエスクはルーマニア北東部の教育の中心地になっている。

観光スポット[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]