デブラ・ラフェイブ事件

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デブラ・ラフェイブ事件

デブラ・ラフェイブ事件とは米フロリダ州で2004年6月、水着モデルとしての経歴を持つ中学校の女性教師デブラ・ラフェイブ(Debra Lafave、現在は離婚しているため別の名前)が、教え子の14歳の男子生徒と性交渉を持ったとして逮捕された事件である。

事件の経緯

米フロリダ州で2004年6月、中学校の女性教師が、教え子の14歳の男子生徒と性行為を行ったとして逮捕された。二人は学校、自宅、車中で性行為を行っていた。少年の母親が二人の関係に気づき、彼女は逮捕された。

公判期日は12月5日に設定されたが、国家的な騒ぎが引き起こされた。かつては雑誌の水着モデルを務めた美人であった為、非常に話題となった。インターネット上では彼女がモデルであった頃のビキニ写真が大量に流通した。加害者となった彼女は13歳の時、レイプされた経験があった。また、高校時代には同級生とレスビアンの関係にあった。神経性大食症双極性障害あるいは二重人格異常性欲などに苦しんでいたともいわれる。

2005年11月22日に、彼女は有罪を認めた。しかし、有罪になった場合、最高で30年の禁固刑になっていたところを、裁判所で自宅軟禁3年、保護観察7年という寛容な刑を受けた。教員免状は剥奪された。弁護士は「こんな魅力的な若い女性をあの地獄の穴に入れるなんて、ライオンに生肉を与えるようなものだ」と主張していた。彼女の元夫であるオーウェン・ラフェイブ(Owen Lafave)は自身の著書で、これは弁護士による策略だと主張する。

また、一部のヨーロッパの新聞は、少年の名前及び写真を公表していた。家族はこれ以上好奇の目にさらされたくないということで、検察に本裁判を回避するよう要請していた。本格的に審理が始まった場合、被害者の少年が法廷で証言を求められセカンドレイプ状態になる可能性があった。

この事件はアメリカでは非常に有名である。2006年9月29日バックストリート・ボーイズニック・カーターは、彼女と同級生だった頃に彼女で自分の童貞を失った事を告白した。また、2007年4月16日バージニア工科大学銃乱射事件の犯人チョ・スンヒは「お前らデブラ・ラフェイブ達は私達をレイプしたいのか?(You wanna rape us Debra LaFaves?)」とNBCに送った犯行声明で述べた。

関連書籍

  • 『Gorgeous Disaster: The Tragic Story of Debra Lafave』(Owen Lafave & Bill Simon, September 2006) ISBN 978-1597775342

関連項目

外部リンク