タイサンボク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。EmausBot (会話 | 投稿記録) による 2011年11月27日 (日) 15:40個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (r2.6.4) (ロボットによる 変更: hu:Nagyvirágú liliomfa)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

タイサンボク
タイサンボク
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: モクレン目 Magnoliales
: モクレン科 Magnoliaceae
: モクレン属 Magnolia
: タイサンボク M. grandiflora
学名
Magnolia grandiflora L.
和名
タイサンボク
英名
Southern magnolia

タイサンボク泰山木大山木、学名:Magnolia grandiflora)とはモクレン科の常緑高木。

特徴

北米中南部原産。花期は5~7月頃。葉の表面には光沢があり、裏面は毛が密生しており錆び色に見える。日本では公園樹としてよく植栽される。放置すると樹高20m以上にもなるが、よく分枝して剪定にも耐えるため、庭木として植えるところも多い。

タイサンボクはアメリカ合衆国南部を象徴する花木とされ、ミシシッピ州ルイジアナ州の州花に指定されている[1]。ミシシッピ州は、州内にタイサンボクが多いことから、タイサンボクの州 (Magnolia State) という愛称がある。また、ミシシッピ州の州の木である。

近縁種にヒメタイサンボク(学名M. virginiana)があり、こちらは落葉小高木である。

注釈

  1. ^ このために、2005年の晩夏におこったハリケーン・カトリーナの被害を強く受けた地域への支持を表すシンボルとなった。8月18日の2005年エミー賞の贈呈者、たとえばニューオーリンズ出身のエレン・デジェネレスが襟にタイサンボクの花をつけていた。