ソーントン・ウィルソン

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ソーントン・A・ウィルソン
生誕 Thornton Arnold Wilson
(1921-02-08) 1921年2月8日
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ミズーリ州サイクストン
死没 1999年4月10日(1999-04-10)（78歳）
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州パームスプリングス
市民権 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身校 アイオワ州立大学 (BS)
カリフォルニア工科大学 (MS)
職業 ボーイング社最高経営責任者 (CEO)
配偶者 Grace Wilson
子供 Dan Wilson, Sachi Wilson, Sarah Parkinson
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ソーントン・"T"・アーノルド・ウィルソン（Thornton "T" Arnold Wilson、1921年2月8日 - 1999年4月10日）は、ボーイング社の会長、最高経営責任者 (CEO)[1][2][3]

経歴[編集]

1921年2月8日、ミズーリ州サイクストン（英語版）に生まれたウィルソンは、長じてアイオワ州エイムズのアイオワ州立大学で航空工学を学び B.S. を、カリフォルニア州パサデナのカリフォルニア工科大学から M.S. の学位を得た[3]。彼は、スローン・フェロー（英語版）に選ばれて、マサチューセッツ工科大学のMITスローン経営大学院（英語版）にも学んだが、修了はしなかった[4]。アイオワ州立大学在学中は、競泳チームの一員であった。

ウィルソンは、1982年にコリアー・トロフィー、1985年に米国科学アカデミー (NAS) からNAS航空工学賞（英語版）を受賞した[5]。1992年には、民間航空への貢献を理由に、トニー・ジャナス賞（英語版）を受賞した。

アイオワ州立大学からの卒業後、ウィルソンは1943年にボーイングに入社して爆撃機の開発部門で働き、特に後退翼のB-47 ストラトジェットやB-52 ストラトフォートレスに関わり、さらに、大陸間弾道ミサイル「ミニットマン」の契約を獲得した提案チームを率いた[2]。1968年に社長となった彼は、1969年に最高経営責任者となり、1972年に会長となった[1]。ウィルソンは、フランク・シュロンツ（英語版）に後託して、1986年に65歳でCEOを退任し[3]、1987年には会長からも引退した[6]。彼は、78歳で、カリフォルニア州パームスプリングスの冬の家で死去した[1]。

シアトルの航空博物館（英語版）に、1987年に開設されたガラス張りの主展示場には、ウィルソンの名が冠された[7][8][9]。

脚注[編集]

  1. ^ a b c “Boeing's T.A. Wilson dies”. Spokesman-Review: p. A8. (1999年4月13日). https://news.google.com/newspapers?id=zNhYAAAAIBAJ&sjid=FPIDAAAAIBAJ&pg=5409%2C3324882 
  2. ^ a b Anderson, Peggy (1999年4月13日). “Former Boeing CEO dies at 78”. Ellensburg Daily Record. Associated Press: p. 14. https://news.google.com/newspapers?id=zDAfAAAAIBAJ&sjid=iscEAAAAIBAJ&pg=6716%2C1258557 
  3. ^ a b c “Boeing's T.A. Wilson stepping aside”. Ellensburg Daily Record. UPI: p. 5. (1986年2月25日). https://news.google.com/newspapers?id=gnZUAAAAIBAJ&sjid=4o4DAAAAIBAJ&pg=5257%2C5867830 
  4. ^ MIT Alumni
  5. ^ “J. C. Hunsaker Award in Aeronautical Engineering”. National Academy of Sciences. 2013年8月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月23日閲覧。
  6. ^ “Boeing boss gets big raise”. Ellensburg Daily Record. UPI: p. 5. (1988年3月24日). https://news.google.com/newspapers?id=BChVAAAAIBAJ&sjid=aI8DAAAAIBAJ&pg=5551%2C9048186 
  7. ^ “Air museum to open big gallery”. Spokane Chronicle. Associated Press: p. A5. (1987年7月6日). https://news.google.com/newspapers?id=tz5IAAAAIBAJ&sjid=rvoDAAAAIBAJ&pg=6932%2C862323 
  8. ^ “VIP's expected for flight museum opening”. Ellensburg Daily Record. UPI: p. 7. (1987年7月9日). https://news.google.com/newspapers?id=P_NYAAAAIBAJ&sjid=H48DAAAAIBAJ&pg=5522%2C889997 
  9. ^ “Flight museum is open”. Ellensburg Daily Record. UPI: p. 3. (1987年7月11日). https://news.google.com/newspapers?id=QfNYAAAAIBAJ&sjid=H48DAAAAIBAJ&pg=4811%2C1081939 

外部リンク[編集]

  • Boeing Company: biography
  • Wilson, Thornton 'T. A.' (1 March 1985). "Interview with Thornton 'T.A.' Wilson - #1". Museum of History & Industry (MOHAI) (Betacam).
ビジネス
先代
William McPherson Allen 		ボーイング社 CEO
1969年 - 1986年 		次代
Frank Shrontz
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