セルゲイ・チェメゾフ

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セルゲイ・ヴィクトロヴィチ・チェメゾフ

Сергей Викторович Чeмезов
2017年
生誕 (1952-08-20) 1952年8月20日(71歳)
ソビエト連邦の旗 ソビエト連邦
ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国の国旗 ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国イルクーツク州チェレムホヴォ英語版
国籍 ロシアの旗 ロシア
出身校 バイカル州立大学
ソビエト連邦軍指揮幕僚大学
職業 経営者
著名な実績 統一ロシア党評議会議長
肩書き ロステックCEO
KGB中将
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セルゲイ・ヴィクトロヴィチ・チェメゾフロシア語: Серге́й Ви́кторович Чéмезов, 英語: Sergey Viktorovich Chemezov, 1952年8月20日 - )は、ロシアの企業経営者。KGB出身であり、シロヴィキの一人と目される。

人物[編集]

1952年8月20日、チェメゾフはイルクーツク州チェレムホヴォに生まれる。バイカル州立大学卒業後、ソビエト連邦軍指揮幕僚大学にて博士号(経済)を取得。卒後はイルクーツク貴金属・非鉄金属研究所の技術者として勤務したのち、1980年から8年間、KGB傘下の情報組織で働く。東ドイツドレスデン赴任時代、KGBエージェントのウラジーミル・プーチンと同じマンションに住んでいたことから親交を深める[1]

1988年から1996年の間、貿易協会の副代表を務め、1996年から1999年までロシア大統領府国際経済部のトップとしてプーチンを支えた。その後多くの企業で代表を務め、2006年には統一ロシア党評議会議長に選出された。2007年、国営コングロマリットであるロステックのCEOに就任。2010年からは統一ロシアの「IT開拓プロジェクト」に参与し、革新的なITエンジニアの発掘に携わっている。

2014年クリミア危機の際にはチェメゾフ個人も経済制裁の対象となり、EUおよびアメリカへの入国禁止、資産凍結が行われた[2]。2022年2月にロシアによるウクライナ侵略が開始されて以降、欧米諸国はウラジーミル・プーチン大統領に近い人物への経済制裁を検討し、同年3月3日にはアメリカ合衆国よりチェメゾフ含む富豪8名とその家族が制裁対象に指定。これはチェメゾフの妻と息子、継娘も対象となった[3]。日本国政府もチェメゾフを同年3月3日付で資金凍結の対象者としている[4]。同年3月、スペインはチェメゾフが保有するとされる大型クルーザーを停泊地バルセロナで押収したと発表した[5]

妻・エカテリーナとの間に4人の子供がいる。エカテリーナは複数の企業の大株主であるほか、モスクワでレストランチェーンを経営している。

役職[編集]

最高経営責任者[編集]

  • ロステック

取締役会長[編集]

  • オボロンプロム
  • VSMPOアヴィスマ
  • KAMAZ
  • アフトヴァーズ
  • ノヴィコムバンク
  • ウラルカリ
  • ロスオボロンエクスポルト

理事[編集]

出典[編集]

  1. ^ The making of a neo-KGB state”. The Economist. 2018年9月28日閲覧。
  2. ^ U.S. announces new sanctions on Russians: Who’s on the list”. The Washington Post. 2018年9月28日閲覧。
  3. ^ “米、ロシア富豪8人に制裁-大物実業家ウスマノフ氏やプリゴジン氏ら”. bloomberg.co.jp. ブルームバーグ. (2022年3月4日). https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-03-04/R873I9DWLU7201 2022年3月4日閲覧。 
  4. ^ 『官報』号外特第20号2頁 令和4年3月3日 外務省告示第90号
  5. ^ イスラエルにさえ拒否され逃げ場を失うオリガルヒ”. ニューズウィーク (2022年3月16日). 2022年3月28日閲覧。

関連項目[編集]