セマルグル

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セマルグル(Semargl、またはシマルグルSimargl)は、スラヴ神話

ウラジーミル1世キリスト教導入以前の宗教政策において、スラヴ外から持ち込まれた神であり、その起源はイラン神話に登場するシームルグである。キエフの丘に祀られた神々の1柱であり、しばしば女神モコシと関連付けられている。つまり、大女神に寄り添いその守護者でもある聖獣の類であるとか、大女神が「畑」に撒いた種子を神格化したものであるなどといわれ、農耕と植物の生育にかかわる神だとされる。

これとは逆にその名を「七つの頭」と解して、ペルーンダジボーグモコシストリボーグホルスなどの7柱の神を統合させた存在であるとする説もある。