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サバクキンモグラ

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サバクキンモグラ
サバクキンモグラ
サバクキンモグラ Eremitalpa granti
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: テンレック目 Tenrecomorpha
: キンモグラ科 Chrysochloridae
: サバクキンモグラ属 Eremitalpa
: サバクキンモグラ E. granti
学名
Eremitalpa granti
(Broom, 1907)
和名
サバクキンモグラ
英名
Grant's golden mole

サバクキンモグラ(砂漠金土竜、Eremitalpa granti)は、動物界脊索動物門哺乳綱テンレック目キンモグラ科サバクキンモグラ属に分類される哺乳類。本種のみでサバクキンモグラ属を形成する。

分布

ナミビア南部、南アフリカ共和国南西部

形態

体長7.6-8.8cmとキンモグラ科最小種。体形は扁平で、上から見ると卵型。背面は灰褐色や灰色、腹面は黄褐色の体毛で覆われる。

前肢の第1-3指には長い爪が生え、第4指の爪も発達する。

幼獣の体毛は光沢のある灰色。

生態

砂漠海岸に点在する草原に生息する。夜行性。一晩で45m以上を掘り進んだ跡が確認された例もある。

食性は動物食で、昆虫類クモ、小型爬虫類などを食べる。地表にいる獲物を巣穴に引きずり込んで捕食することもある。

繁殖形態は胎生

人間との関係

ダイヤモンドの採掘による生息地の分断などにより生息数は減少している。

関連項目

参考文献

  • 今泉吉典監修 D.W.マクドナルド編 『動物大百科6 有袋類ほか』、平凡社1986年、32-33、157頁。
  • 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『レッド・データ・アニマルズ1 ユーラシア、北アメリカ』、講談社2000年、73、132頁。
  • 『小学館の図鑑NEO 動物』、小学館2002年、34頁。

外部リンク