ゴールドディスク
ゴールドディスクは、各国別に設けられた基準に基づき国内の売上枚数もしくは出荷枚数に応じて与えられる賞である。以降は基本的に「ダブル―」(2倍)、「トリプル―」(3倍)、「クワドラプル―」(4倍)…と増えていく。各国毎に下位にシルバーディスク、上位にプラチナディスク、ダイヤモンドディスクなどが用意されている場合もあるほか、シングルやアルバム、ビデオなどで別の基準を定めている場合もある。
ゴールドディスクの起源は売り上げに貢献した作品を生んだアーティストに対して各レコード会社が与えるもので、120万枚を売り上げた映画『銀嶺セレナーデ』(20世紀FOX、1941年)で使用されたグレン・ミラー「チャタヌーガ・チュー・チュー」に対してRCAレコードが1942年2月に授与したのが始まりである。
各国別の基準
日本
日本では日本レコード協会が出荷枚数に応じて認定し、日本ゴールドディスク大賞にて賞を授与している。1989年1月21日以降発売の作品が対象。2003年7月度認定分から、邦楽・洋楽アルバム・洋楽シングルで異なっていた認定基準が以下のように統一された。
- ゴールド : 10万枚
- プラチナ : 25万枚
- ダブル・プラチナ : 50万枚
- トリプル・プラチナ : 75万枚
- ミリオン : 100万枚
さらに2ミリオン - 5ミリオンまで100万枚刻みの認定が存在する。
※2003年7月以降のCD及び音楽配信のミリオン作品については日本レコード協会#ゴールド / ミリオン等認定参照
2003年6月度認定分までの認定基準は以下のとおりであった。
ジャンル | ゴールド | プラチナ | ミリオン |
---|---|---|---|
邦楽[1] | 20万枚 | 40万枚 | 100万枚 |
洋楽アルバム | 10万枚 | 20万枚 | 100万枚 |
洋楽シングル | 5万枚 | 10万枚 | 100万枚 |
アメリカ合衆国
アメリカ合衆国では、アメリカレコード協会 (RIAA) が認定する。1988年までは100万枚以上をゴールドディスクと認定していた。
- ゴールド : 50万枚
- プラチナ : 100万枚
- ダイヤモンド : 1000万枚
イギリス
イギリスでは英国レコード産業協会が認定する。
ジャンル | シルバー | ゴールド | プラチナ |
---|---|---|---|
アルバム | 6万枚 | 10万枚 | 30万枚 |
シングル[2] | 20万枚 | 40万枚 | 60万枚 |
カナダ
カナダでは、Canadian Recording Industry Associationが認定する。
- ゴールド : 4万枚
- プラチナ : 8万枚
- ダイヤモンド : 80万枚
2008年5月1日より前のアルバムのしきい値は次のとおりだった。
- ゴールド : 5万枚
- プラチナ : 10万枚
- ダイヤモンド : 100万枚
ドイツ
ドイツでは、International Federation of the Phonographic Industryが認定する。
ジャンル | ゴールド | プラチナ |
---|---|---|
アルバム[3] | 10万枚 | 20万枚 |
シングル[4] | 15万枚 | 30万枚 |