カイ (マリ)

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カイ(Kayes)は、マリ共和国の都市。人口100,583人(2006年)。マリ西部に位置し、セネガル川に面する。カイ州の州都である。カイという地名はソニンケ語で「雨季に水没する低湿地」を意味するkarréに由来する。カイは首都バマコから北西に517km離れている。

カイは夏季には非常に高温になることで知られており、鉄分の多い山に周囲を囲まれていることもあり「アフリカの圧力鍋」との呼び名もあるほどである。カイはアフリカでも最も暑い街のひとつとされている。一日あたりの平均最高気温は35℃、4月から5月にかけては46℃にも達する。

フランスが進出してくる前は、カイはちいさな村だった。フランスの内陸部進出のためにダカール・ニジェール鉄道の建設が計画された時、この地域にセネガルとの交易のためフランスの拠点が必要となったため、1881年にカイの街が建設された。1892年にはカイはフランス領スーダンの首都となったが、やがて1899年にはより奥地にあるバマコに遷都された。

カイには国際空港があり、またダカール・ニジェール鉄道が通っていて、この地方に豊富なを輸送している。